この記事は2023年10月15日に「CAR and DRIVER」で公開された「横浜ゴム、「GEOLANDAR」「BluEarth」のタイヤ2商品が2023年度グッドデザイン賞を受賞」を一部編集し、転載したものです。


横浜ゴムが10月末より発売するクロスオーバーSUV向けオールシーズンタイヤ「GEOLANDAR CV 4S」と3月から国内で販売しているキャンピングカー専用タイヤ「BluEarth-Camper」が10月5日、2023年度グッドデザイン賞を受賞した。

横浜ゴム、「GEOLANDAR」「BluEarth」のタイヤ2商品が2023年度グッドデザイン賞を受賞
▲クロスオーバーSUV向けオールシーズンタイヤ「GEOLANDAR CV 4S」

受賞した「GEOLANDAR CV 4S(ジオランダー・シーブイ・フォーエス)」はクロスオーバーSUV向けのオールシーズンタイヤで、ドライ性能はもちろん、高いウェット性能と雪上性能を実現。SUVユーザーに求められる耐摩耗性能と静粛性を高次元で両立しているタイヤだ。サイド部にブロックを配置することでSUVにふさわしいパワフルなデザイン性も備えている。

受賞にあたっては様々な性能を高次元でバランスした点やデザイン性の高さが評価された。

横浜ゴム、「GEOLANDAR」「BluEarth」のタイヤ2商品が2023年度グッドデザイン賞を受賞
▲キャンピングカー専用タイヤ「BluEarth-Camper」

「BluEarth-Camper」は高荷重、高重心の車両特性により運転時のふらつきが発生しやすいキャンピングカーに対応するため、高い耐久性と操縦安定性を両立させたタイヤだ。サイドウォールにはキャンピングカーにふさわしく雄大な山岳をイメージしたデザインを採用したほか、キャンピングカー向けタイヤの専用規格であるCP規格※適合サイズをラインアップしている。今回、キャンピングカーにふさわしい性能の実現に加え、ユーザーの安心安全なタイヤ選びをサポートするデザインや専用規格サイズの設定が評価された。

※「欧州タイヤ及びリム技術機構(ETRTO)」が定めるタイヤ規格において、LT/C規格より空気圧を高く設定することでキャンピングカーに求められる高負荷域での常用を可能とする規格

横浜ゴム、「GEOLANDAR」「BluEarth」のタイヤ2商品が2023年度グッドデザイン賞を受賞
▲2023年度グッドデザイン賞の受賞作品に使用が認められるGマークロゴ

横浜ゴムのタイヤ商品は2016年から8年連続、16商品でグッドデザイン賞を受賞しており、乗用車用タイヤ、SUV向けタイヤ、スタッドレスタイヤ、トラック・バス用タイヤなど幅広いカテゴリーにおいて高い評価を得ている。

「グッドデザイン賞」は公益財団法人日本デザイン振興会が主催する総合的なデザイン評価推奨制度で、国内外の多くの企業や団体が参加しています。グッドデザイン賞受賞作品には優れたデザイン性を象徴する「Gマーク」の使用が認められる。

■審査員からのコメント
「GEOLANDAR CV 4S」
SUV用のオールシーズンタイヤとして、静粛性能と耐摩耗性能にこだわって開発されたタイヤ。さまざまなシミュレーションをもとに、両立の難しい機能性を兼ね備え、かつ、タイヤデザインにもこだわった商品として評価したい。

「BluEarth-Camper」
高まるキャンピングカー人気の中で、車両の大型化や重量の増加が一般化している。ユーザーが楽しく安全な走行体験を実現するため、タイヤ性能の果たす重要性は増している。BluEarth-Camperでは、サイドウォールに一目でキャンピングカー専用設計タイヤと判別できるデザインが施され、ユーザーはタイヤを選択する際に混乱せず、安全性を確保できる。また欧州のキャンピングカー専用タイヤ規格の獲得は、ユーザーにとって信頼性が高い選択肢であることを示している。メーカーが正しい情報提供をおこなうことは、ユーザーへの安心安全の提供であり、その取り組みは高く評価されるべきである。

Writer:横田康志朗


(提供:CAR and DRIVER