生活用品の専門商社である株式会社三栄コーポレーション(東証スタンダード:8119)が、2023年11月16日に2024年3月期 第2四半期決算説明会を実施しました。
「健康と環境」をテーマに健やかで潤いのあるくらしを創造---- 水越社長による決算説明
本記事は、代表取締役社長の水越雅己氏による説明会での発表の一部を抜粋・編集して紹介します。詳細については、 こちらの動画を御覧ください。
株式会社三栄コーポレーションIRページ
P/Lサマリー
まず、売上高は前年同期比11億5,500万円減少の170億4,800万円となりました。一方で売上総利益は、コロナ禍と並行して当初にとっても懸案であった、原材料価格の高騰や物流コストの高騰、為替の問題などさまざまな問題がありましたが、課題はマネージすることができ、売上総利益率で前年同期費比で3.8%ポイント改善の27.3%となり、結果として前年同期比3億8,000万円増加の46億5,400万円となりました。
また、コストと販管費については経費コントロールを徹底したことと、ブランド事業において店舗戦略の抜本的な見直しを継続していること、グループの基幹システム構築に関わる減価償却らが進展することで減少してきており、前年同期比で3億6,500万円減少の41億9,500万円となりました。
売上高販管費率で見ると前年同期比0.4%ポイント改善となっています。経常利益は該当期間中に円安への大きな流れがありましたが、為替変動への各種対応も機能し、前年同期比で7億9,800万円改善の5億6,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益も前年同期比で7億9,300万円改善の5億1,000万円となりました。売上高は減少しましたが、売上総利益率、売上高販管費率、どちらも改善することによりリカバーし、結果的に収益体質の改善ができたという結果です。
(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。
2024年3月期業績予想
通期業績予想としては、売上高で350億円、経常利益で6億円、親会社株主に帰属する当期純利益で3億円を予想しています。上半期の流れから見ると若干減速する想定にはなっていますが、収益面では通年通して前期比では大幅な改善を見込んでいます。
(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。
SANYEI 2025 の進捗状況について
中期経営戦略において、2025年度までに経常利益20億円の獲得を掲げています。昨年度の2022年度の経常利益は実績2.5億円、0.6%の経常利益率でしたが、本年度見込んでいる経常利益の予想値は6億円、利益率1.7%となっています。期初の予想では経常利益予算2億円と見込んでいたので、中期経営戦略の目標に向けては順調な滑り出しを切れていると認識しています。
重点施策として、事業ポートフォリオの見直し、成長ドライバーとして海外売上を伸ばす、EC事業、eコマースの事業を強化する、サステナビリティビジネスを収益モデルとして確立するといったことを掲げています。
(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。
決算説明会動画ページリンク:https://www.net-presentations.com/8119/20231116/sskr97px/
IRページリンク:https://www.sanyeicorp.com/ir/