ニトリホールティングス(以下、ニトリHD)は1月10日、事業会社のニトリの社長に似鳥昭雄ニトリHD会長が2月1日付で就任すると発表した。創業者の似鳥昭雄会長が10年ぶりにニトリの社長に就任する。2020年2月から社長を務めていた武田政則氏は、ニトリの取締役とニトリHDの副社長を兼務する。ニトリは武田氏を主軸に海外事業を強化するとしているが、米国事業は2023年4月までに完全撤退している。米国市場には2013年に進出し1号店を出店し、その後5店舗まで拡大したものの、収益性の改善が困難なことから、今後有望な市場と捉えている東アジアと東南アジアへ注力するとしている。