日経平均 | 36,517.57円 ▼29.38円 |
為替 | 1ドル=148.06円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 17億5,977万株 |
売買代金 | 4兆9562億35百万円 |
値上り銘柄数 | 558銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,046銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 126.47% |
市況概況
金融緩和継続が発表されると出尽くし感から売られて軟調
米国株が堅調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから引き続き指数先行で買い先行となった。
寄り付きの買いが一巡となった後も「上がるから買う」「下がらないから買う」と言うような展開で日銀金融政策決定会合の結果発表前に上値を試す動きとなった。緩和継続を織り込むように買戻しを急ぐ動きもあって高値を更新、高値引けとなった。
昼の時間帯に日銀金融政策決定会合の結果が発表され、想定通り何も変わらないということが判明したが先物に買い戻しなども見られ37,000円を抜けるような勢いとなった。ただ、後場が始まりと寄り付きこそ買い急ぐ動きが見られたものの、寄り付きの買いが一巡となると緩和継続も織り込み済みということで一気に手仕舞い売りに押される展開となった。
心理的な節目でもある36,500円を割り込み、昨日の終値を割り込むといったん買戻しも入ったが戻りが鈍いとなると再度売り直されて本日の安値圏での引けとなった。かろうじて36,500円を保ったものの材料出尽くしとなった。
小型銘柄も材料出尽くしで売られるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は軟調となった。先物はまとまった買いが午前中は見られたが、午後になると戻れば売りというような展開で売り急ぐ場面もあった。指数の上昇要因でも下落要因でもあった感じだ。
買戻し一巡感が出たということなのだろう。材料出尽くしで緩和継続を織り込んでいたということでもあり、37,000円という心理的な節目でもあり、手仕舞い売りにはちょうどいいタイミングだったと言うことなのだろう。
ここで空売りが積み上がれば再度踏み上げ相場となるのだろうが、買戻し一巡となればさらに調整となるのだろう。緩和継続を織り込んで急騰しただけに今後緩和の終了などが気になると手仕舞い売りを急ぐことになるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
長い上髭陰線ということでここが当面の高値となった可能性が高い。移動平均線からの乖離も大きく、空売りが積み上がらなければ少なくとも日柄の調整は見られると思うし、恐らく値幅の調整が必要というところなのだと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。