日経平均 | 36,226.48円 ▼291.09円 |
為替 | 1ドル=147.94円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 16億6,787万株 |
売買代金 | 4兆3242億51百万円 |
値上り銘柄数 | 470銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,148銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 127.36% |
市況概況
緩和継続を織り込み次の緩和修正を懸念して手仕舞い売りに押される
米国株はまちまちとなったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が一時大きく売られる場面も見られたことから売り先行となった。
寄り付きの売りが一巡となった後も買戻し一巡から売られる銘柄なども見られ総じて軟調となった。いったんは下げ渋り感も出たのだが戻りが鈍いとなると売り直されるということで指数は冴えない展開となった。金融緩和の継続は織り込まれ、次ぎの緩和修正を織り込むように買われすぎ銘柄の一角が売られ半導体関連銘柄の一角や金融株が堅調だった。
昼の時間帯には先物の買戻しが見られたものの後場に入ると金融緩和の早期修正などへの警戒から手仕舞い売りに押されるものが多く、一気に下値を試す動きとなった。
さすがに日経平均が36,100円まで下落すると下げ渋り、買戻しも見られたが緩和継続を織り込んだことで特に買い手掛かりには乏しく、買戻し一巡となったものから売られ、戻っては売られる状況で結局は安値圏での引けとなった。さすがに36,000円までは下落とならなかったが、調整感が強まった感じだ。
小型銘柄は主力銘柄が買われすぎの修正となるなかで出遅れ感から買われるものも見られ、総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られて指数を動かす場面もあったが、どちらかと言うとした方向に連れ安となる場面も多かった。
緩和継続を織り込んだということで次の緩和修正を織り込む動きとなったような感じだ。買戻し以外に買いが入りにくく、買戻し一巡となったものから売られると言う状況だった。
決算発表が本格化するところでもあり、買われすぎた銘柄などを中心に手仕舞い売りに押されるものが多くなった。いったん高値を付けたという印象で値持ちが悪くなると売り急ぐようになるのだと思う。当面は下値を模索することになるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
上髭陰線の後の大きな陰線ということで当面の高値を付けた形となった。移動平均線からの乖離が縮小するまでは調整感が強まり、戻れば売りということになるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。