記事タイトル
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

総括

FX「利上げ終了。長期金利は低下せず、リラ安も円より強く、株も日経より高い」トルコリラ見通し

(通貨7位、株価首位)

予想レンジ トルコリラ/円4.3-5.3

*年初来7位で、いつもの最弱通貨ではない。株が高い
*政策金利引き上げは最終か
*今週は12月貿易収支と1月製造業PMI
*焦点は2月5日発表の消費者物価、予想は現時点で66%
*1月消費者信頼感は過去最高
*政策金利引き上げ最終を見込んで債券買いよりも株買いが進む
*米政府 トルコにF16戦闘機の売却決定
*年末までに金利が20%低下する可能性、ゴールドマン・サックス
*格付会社は見通しを引き上げ
*ただリラ高には繋がらず
*住宅販売、利上げの影響で2023年は9年ぶりの低水準
*対ドルで30リラにのせる。史上最安値。
*消費者物価、23年12月は64.77%上昇に拡大
*リラ安の最大要因は外貨預金が全預金の40%もあることだ
*政府は2026年にインフレが一桁となると主張

(年初来7位で、いつもの最弱通貨ではない。株が高い)
 1月26日終値で年初来12通貨中7位、対円で2.52%高。ただ対ドルでは246%安と弱く、1ドル30リラに乗せたままだ。インフレ高騰にも拘わらず大幅利下げをしたり、逆に今年は正統派経済政策の下で大幅利上げを行っているが、まだ高インフレ、リラ安が続いている。10年国債は26.83%と高止まり。イスタンブール100株価指数は年初来13.41%高と強い。

(政策金利引き上げは最終か)
トルコ中銀行は政策金利を2.5%引き上げて45%とした。中銀は昨年6月以降、政策金利を合計36.5%引き上げた。
中銀は今回の積極的な引き締め局面を終える方針とし、「必要な限り」現在の水準を維持し、ディスインフレが進むことを期待していると表明。インフレ率が予想に対して「顕著かつ持続的なリスク」が起きた場合だけ金融政策のスタンスを見直すとコメントした。
中銀は「政策金利の現在の水準は、月ごとのインフレ率の基調に大幅な低下が見られ、インフレ期待が予測範囲に収束するまで維持される」と表明した。
中銀は昨年12月に65%程度だったインフレ率が今年5月に70-75%に拡大後、今年末までに約36%へ低下すると予想している。

またアナリストらは、特に地方選挙が3月に迫っていることから、これがしばらく最後の利上げになると予想している。

(今週は、次の焦点は)
 今週は12月貿易収支と1月製造業PMI、焦点は2月5日発表の消費者物価、予想は現時点で66%。

(消費者信頼感は過去最高)
1月の消費者信頼感指数は過去7カ月で最高水準に達した。

同指数は前月比3.9%上昇し、12月の77.4ポイントから80.4ポイントとなった。
この数値は2023年6月以来の高水準となった。1月はすべてのサブ指数が上昇を記録し、特に家計の財政状況が12月と比べて6%上昇した。

今後12カ月間の家計の財政状況予想は4.5%上昇し、今後12カ月間の耐久消費財への支出に関する評価は3.6%上昇した。

今後12カ月間の一般的な経済状況の予想は前月比1.8%上昇した。

(政策金利引き上げ最終を見込んで債券買いよりも株買いが進む)
世界有数の投資会社バンガードやピムコが、現地通貨建て国債買いを推奨するも
トルコ10年国債利回りはまったく低下せず26%台で高止まりしている。

 ただ金利低下を見込んで株価には資金が流入し年初来13%高、今年は強い日経平均の倍以上の強さだ。

(米政府 トルコにF16戦闘機の売却決定)
 バイデン政権はトルコの議会がスウェーデンのNATOへの加盟を承認したことを受け、トルコに対し、F16戦闘機の売却を決め、議会に通知した。
売却額は230億ドル、日本円にしておよそ3兆4000億円。
 F16戦闘機の売却をめぐっては、これまでトルコが米国に求めていたものの実現していなかったが、トルコの議会が23日、スウェーデンのNATOへの加盟を承認したことを受けて、バイデン政権が売却を決めた。
 米国防総省は声明で「トルコは地域の安全保障を維持し、同盟国を防衛するといったNATOの任務に貢献することができる。地域の軍事バランスを変えるものではない」としている。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

ボリバン2σ上下限を往復

 日足、ボリバン2σ上下限を往復。1月23日-29日の上昇ラインを下抜く。1月26日-29日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き、20日線上向き。 
週足、ボリバン下位で推移。1月8日週-22日週の上昇ラインがサポート。11月13日週-1月22日週の下降ラインが上値抵抗。5週線上向、20週線下向き。
 月足、2σ下限近辺で推移。7月-8月の上昇ラインを下抜く。11月-12月の下降ラインが上値抵抗。
年足、9年連続陰線。その間5.2円から4円台へ沈む。去年当初は僅かに陽転していたが3月から陰転。今年1月はここまでは陽線。

記事タイトル
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

メルハバ

年末までに金利が20%低下する可能性、ゴールドマン・サックス

ゴールドマン・サックスは、トルコ中銀が金融緩和に大きく舵を切り、年末までに金利が20%低下する可能性があると予想している。
 今後のインフレ率が3Qから急ピッチで低下し始めると、政策当局は利下げし、基準値を現在の45%から25%に引き下げる。この予想はブルームバーグがまとめた予想の中で最も低い。
 「市場が織り込んでいるよりも早くインフレ率が低下していることから、年半ばに緩和サイクルを開始するのは時期尚早ではないと考えている」と述べた。

ゴールドマンはまた、「マクロプルーデンス政策が強化され、特に最近融資が加速している分野であるクレジットカード商品における消費者融資が鈍化するだろう」と考えている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。