◉紳士の癒し場?〜高級&老舗の理髪店〜
いわゆるラグジュアリーホテルならスパに行くという選択肢もありますが、昔ながらの楽しみ方として高級ホテル理髪店ですね。温かいフォームを顔に塗って、剃刀が肌をすべっていく感触は何物にも代え難い快感があります。頭皮や肩のマッサージも日頃の鬱憤を発散するには、ちょうどいいですしね。
外国人も日本の理髪店の心地よさには、うっとりするという話も良く聞きます。もはや職人技といえるシャンプーや顔剃りは、他では味わえない快感らしいですよ。
スパ&バーバー カージュラジャティアド
さて、高級ホテルともなれば、この楽しみにさらに磨きがかかります。たとえば、野田前首相もかつて利用していたというザ・キャピトルホテル東急の「スパ&バーバー カージュラジャティアド」。ここには、1席だけというまさにプライベートバーバーが存在します。理髪店ならではのカット&顔剃りはもちろんのこと、ヘッドスパで深いリラクゼーションが得られるメニューも揃えています。
一方、老舗の味という点で見逃せないのが、パークハイアット東京の地下1階にある「銀座マツナガ」です。洒落者の聖地・銀座で創業し40年を超える老舗の理髪店の分店です。
キャピトルホテル東急の「バーバー」とは対照的に「顔ほぐし」(15分¥1,575)や「耳かき」(7分¥525円)といった庶民的な価格帯。しかし、その手技の癒したるや居眠りせずに入られません。
◉クルマはホテルオータニで、靴は帝国で磨け
最後は、ちょっとしたホテルの小ネタの紹介となります。ここまでホテルを使いこなせたら、きっとホテルのドアマンもあなたのことを覚えてもらえるようになるでしょう。
先ほどホテルは癒しの場だと申し上げましたが、それは何も人だけではありません。紳士の三種の神器といえば、クルマ、時計、靴ですが、このうち時計以外は寝ている間にメンテナンスが可能です。
ホテルオータニの地下駐車場には、宿泊中にクルマを磨いてくれるカーウォッシュというサービスがあります。愛車のボディークリーニングやエンブレムの汚れを一掃してくれてとても便利です。
ただし、カードが使えないのでそこはご愛嬌と考えてください。
また、ご存知の方も多いかもしれませんが、帝国ホテルには靴磨き(シューシャイン)の名人がいて、各界の著名人もサービスを受けに来るといわれています。
彼らはどちらかというと験担ぎで利用している常連が多いそうですが、これを機に顔から足の先に至るまで、メンテナンスをして過ごす週末というのも良いかもしれませんね。
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