外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年4月9日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼8日(月)の為替相場
(1):本邦実質賃金は23カ月連続でマイナス
(2):米債利回り上昇
(3):NY連銀インフレ調査は横ばい

▼8日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:様子見ムードが広がりやすい/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

8日(月)の為替相場

外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

期間:8日(月)午前7時00分~9日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):本邦実質賃金は23カ月連続でマイナス

日本2月毎月勤労統計調査で現金給与総額は前年比+1.8%と予想通りの伸びだった。この結果インフレを加味した実質賃金は-1.3%と23カ月連続でマイナスとなった。実質賃金のマイナスは賃金の伸びが物価上昇に追いついていないことを示す。

(2):米債利回り上昇

米10年債利回りが昨年11月以来の4.46%台に上昇。前週の米3月雇用統計が米経済の強さを示したことや10日に発表される米3月消費者物価指数(CPI)の伸び加速が見込まれていることから米債利回りはほぼすべての年限で上昇した。

(3):NY連銀インフレ調査は横ばい

米NY連銀が調査した3月の消費者インフレ期待(1年先)は3.0%と前回から横ばいだった。3年先は2.9%(前回2.7%)、5年先は2.6%(前回2.9%)だった。