日経平均 | 39,232.80円 ▼290.75円 |
為替 | 1ドル=153.85円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 17億1,762万株 |
売買代金 | 3兆9857億62百万円 |
値上り銘柄数 | 690銘柄 |
値下り銘柄数 | 911銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 112.12% |
市況概況
売り先行で始まり大きく売られるも下げ渋り
週末の米国市場が大幅安となったことを受けて夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られていたこともあり、売り先行となった。
指数に影響の大きな半導体関連銘柄などが売り気配から始まるという状況で大きく売られて始まった後も下値を試す動きとなった。さすがに一気に38,800円水準まで下落となると買戻しも入り下げ幅を縮小、何とか39,000円台は確保して前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に動きは見られなかったが、売り一巡感もあり、後場も下げ渋りから始まり下げ幅を縮小する場面もあった。
節目の一つと見られる39,200円を意識すると買い切れないという感じで指数の戻りも限られ、大きく戻すことはなかった。半導体関連銘柄や小売り銘柄など、地政学リスクからの先行き懸念が強まっていることも買い切れなさを醸し出していたということなのだろう。それでも目先の需給要因で最後は買戻しも入り、この日の高値で引けた。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調、最後は下げ渋りとなったもののグロース250指数やグロース株指数は大幅安に近い状況だった。先物はまとまった売り買いで指数を動かす場面もあったが、売りが売りを呼ぶ展開となったのも一瞬であり、指数先行での売りも続かなかった。逆に買戻しで下支えとはなったものの、押し上げることもなかった。
週末の米国株安の要因であった地政学リスクや半導体関連銘柄へのリスクが拭い切れたわけではないのでまだまだ下値模索という状況なのだと思う。決算発表が始まっているところで日米共に好調な決算発表が見られれば底入れ感も出てくるのだろうが、逆に芳しくない決算が多くなるようであれば、さらに下値を試すことになるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
今度は雲のサポートを確認するような展開となった。遅行スパンがかろうじてローソク足にサポートされているような感じでもあり、ここを割り込むと75日移動平均線までの下落となるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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