日経平均 | 39,442.63円 ▼139.18円 |
為替 | 1ドル=153.03円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 17億2,306万株 |
売買代金 | 4兆1293億17百万円 |
値上り銘柄数 | 697銘柄 |
値下り銘柄数 | 894銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 113.91% |
市況概況
米国株安を受けて売り先行も下げ渋り
米国株はCPI(消費者物価指数)が予想を上回ったことでスタグフレーション懸念が強まり、ダウ平均は大幅下落となり、それを受けて夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られたことから、本日の日本市場も売り先行となった。
大きく下落して始まった後は、いったん売り直される場面もあったのだが、円安を好感する動きも見られ、下げ渋りとなった。いったん下げ渋り感が出ると買戻しを急ぐ動きなども見られ軟調ながらも高値で前場の取引を終えた。
昼の時間帯にも買戻しが見られて先物が高く、後場もさらに下げ幅を縮小しての始まりとなった。後場も売り急ぐということでもなく値持ちの良い展開が続いた。それでも39,500円を意識して上値も重く、方向感に乏しい展開となった。結局最後も買戻しなどが見られて値持ちの良い展開が続き、軟調ながらも本日の高値圏での引けとなった。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調となった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られ指数を動かす場面もあったのだが、断続的な動きは見られず、方向感は見えなかった。下がれば買いという感じでの下支えとなった面は見られた。
米国のCPIに反応して売り先行となり、下値を試す動きとなったが、案外下げ渋り感が出ていた。円安が進んでも介入が見られないこともあり、金融緩和の終了を急ぐこともないのだろうという見方が出ているものと思われる。
円安を好感する動きなどもあって値持ちの良い展開となっているが、ここからは日本でも利上げ懸念が出てくるか、あるいはスタグフレーション懸念が強まるということもあり、冴えない展開が続くのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
坊主の陽線とはなったが、戻り切らず下値模索が続くということなのだと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。