日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 39,581.81円 ▼191.32円
為替 1ドル=151.79円
売買高(東証プライム、以下同) 15億8,451万株
売買代金 3兆8033億97百万円
値上り銘柄数 841銘柄
値下り銘柄数 755銘柄
騰落レシオ(25日) 119.72%

市況概況

上値の重さを嫌気して冴えない展開

米国株は相変わらずまちまちで方向感は見られなかったのだが夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたこともあり、本日の日本市場は売り先行となった。

ただ、寄り付きの売りが一巡となると買戻しや買い直しも見られて下げ幅を縮小した。それでも戻りも鈍いとなると売られ、下がれば買われるという状況で結局は方向感に乏しい展開となった。世界的なインフレ懸念、スタグフレーション懸念が根強く、インフレ収束を確認するまでは買えないという状況で方向感は見られなかった。

昼の時間帯には日銀総裁の緩和継続のコメントなども見られていったん買われたが、すぐに売り直され後場も冴えない始まりとなった。

前場同様に寄り付きの売りが一巡となると戻りを試す動きも見られたが相変わらず上値の重さを嫌気するような展開で引けを意識する時間帯になると手仕舞い売りもかさみ下値の節目と見られる39,500円水準まで売られた。結局最後も手仕舞い売りに押される場面もあったが、下げ渋りとなった。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われる銘柄も散見されたが総じてみると相変わらず冴えない展開だった。グロース250指数やグロース株指数は結局小幅安となった。先物はまとまった売り買いもほとんど見られず、指数を動かす場面もなかった。方向感が見られないということで持高調整の売り買いが中心と見られ、上がれば売られ、下がれば買われる展開だった。

米CPI(消費者物価指数)の発表を前に閑散小動きとなった。世界的なインフレ懸念、スタグフレーション懸念が根強いことから買われすぎ銘柄などの修正安が続いているということで単発的に上昇しても長続きがせず、すぐに元の水準まで売られるというような展開だ。インフレ懸念が落ち着けば買い直されるのだろうが、逆にインフレ懸念が強まると大きな下落となるのだろう。

テクニカル分析

日経平均

25日移動平均線や基準線に上値を押さえられた形となった。再度下値を試す動きということであり、雲や75日移動平均線までの調整もあり得るのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。