アシックスの1〜3月の営業利益は約338億円で過去最高 上場以来初めてとなる株式分割へ
(画像=「セブツー」より引用)

アシックスは5月10日、2024年12月期の第1四半期決算を発表した。売上高は1741億200万円(前年同期比14.3%増)、営業利益は338億1200万円(同52.9%増)、親会社株主に帰属する四半期利益は267億3700円(同63.9増)と増収増益だった。ランニングやスポーツなど全てのカテゴリーで売上高が好調に推移したことで大幅な増益を達成し、営業利益は第1四半期としては過去最高だった。

カテゴリー別の売上高は、パフォーマンスランニングは前年同期比で12.8%増の878億9400万円、コアパフォーマンススポーツは同9.4%増の248億8400万円、アパレル・エクィップメントは同2.9%減、スポーツスタイルは同51.7%増の234億9300万円、オニツカタイガーは同48.7%増の180億2400万円だった。

地域別では、日本はパフォーマンスランニングやオニツカタイガーが好調で、前年同期比10.2%増の400億7900万円だった。北米はパフォーマンスランニングやスポーツスタイルが好調で、同26.5%増の330億7700万円だった。欧州と中華圏はすべてのカテゴリーが好調で、同8.8%増の483億7700万円、同24.5%増の238億7000万円だった。オセアニアは同1.4%増の116億9800万円、東南・南アジアは同31.8%増の91億1700万円だった。

アシックスの2023年12月期は、売上高とすべての利益で過去最高を達成しているが、今期もさらに更新するとみられる。

また、アシックスは同日、1964年の上場以来初めて株式を分割することも発表した。1株を4株に分割し、株式の流動性の向上を目指し、投資家の層の拡大を図る。