福岡市の魅力
多方面に路線を展開する福岡エリア
福岡市は、アクセス手段が豊富で利便性の高い都市です。福岡市地下鉄空港線や七隈線などの地下鉄はもちろん、西鉄バスなどの路線バスも充実しています。
森記念財団都市戦略研究所がまとめた「世界の都市総合力ランキング(2023年)」では、「通勤・通学時間の短さ」で世界48都市中5位と好成績。福岡市の通勤・通学時間は、3大都市圏(関東・近畿・中京)の片道平均約45分に比べて36分と短く、利便性と負担の少なさが際立ちます。
また、市民の98.2%が住みやすさを実感し、「ずっと住み続けたい」と思っている人も高水準で推移しているという調査結果もあることから、一度住んだら離れられなくなる街といえるでしょう。
参照:世界の都市総合力ランキング(GPCI) | 森記念財団 都市戦略研究所
参照:福岡がNO.1 - 一覧 -|Fukuoka Facts
参照:令和3年 社会生活基本調査 47都道府県ランキング|統計局ホームページ
参照:令和5年度 市政に関する意識調査|福岡市
福岡市はアクセス手段が充実
いわば福岡市の心臓部・博多駅。市内の主要スポットともいえる福岡空港、天神、薬院に短時間で移動することが可能な立地です。アクセスの良さは、ほかの都市では類を見ない、福岡市ならではの魅力といえるでしょう。
福岡市地下鉄七隈線・延伸計画
福岡市は、利便性の高い公共交通体系の確立や西南部地域の交通渋滞緩和を図るために地下鉄七隈線の延伸を計画、2023年3月に全線が開通しました。
七隈線を天神南駅から博多駅まで延伸することで天神南〜博多駅間の移動時間は最大14分短縮されました。福岡空港へのアクセスも短縮されるため、さらなる利便性の向上が見込まれます。
参照:福岡市政だより「3月27日(月曜日)地下鉄七隈線 博多駅まで開通」|福岡市
参照:七隈線の延伸計画(天神南~博多駅) (PDF)|福岡市地下鉄
福岡市博多区、中央区の基本情報
博多区
福岡市の心臓部といえる博多は、新幹線が停車する「博多駅」や国際線を有する「福岡空港」があることから、まさに九州の玄関口となっているエリアです。
ビジネス街として栄える博多駅の周辺には、福岡県庁などの行政機関をはじめ博多マルイなどの商業施設も多数存在しています。
中央区
中央区は福岡市の中心部に位置しています。九州最大の繁華街・天神があるので、福岡市の中でも中心的な街として栄えています。
福岡市のどのエリアにもアクセスが良く、交通の利便性が高いのが特徴です。人口密度は福岡市の中で唯一10,000人台を超えています。繁華街として賑わいを見せる一方で、大濠公園のような自然環境も充実しており、都市と自然の共存を実現しています。
参照: 令和2年国勢調査結果速報(本市独自集計)(PDF)|福岡市
福岡エリアの再開発・天神ビッグバン(天神)
天神エリアでは、大規模な再開発「天神ビッグバン」が進行しています。
九州最大の繁華街である天神駅周辺がアジアの拠点都市になることを目指し、快適な公共空間と新たな雇用を創出する再開発プロジェクト。航空法による高さ規制などを緩和し、天神交差点から半径約500mを対象に老朽化したビルの建て替え・整備を推進しています。
2023年3月末時点で52棟が竣工していますが、ここでは天神ビッグバンの中から3つのプロジェクトを紹介します。
旧⼤名⼩学校跡地活⽤事業(施設名称:福岡⼤名ガーデンシティ)
「旧⼤名⼩学校跡地活⽤事業」では、公共施設やオフィス、ホテルなどが融合した複合商業施設が建設され、2023年6月に福岡の新たなランドマークとなる「福岡大名ガーデンシティ」が全面開業しました。低層階には商業施設が、中層階にはオフィス、高層階にはマリオット・インターナショナルが運営する「ザ・リッツ・カールトン福岡」が入居しています。
参照: 福岡大名ガーデンシティ
北別館跡地活用事業
「北別館跡地活用事業」は、老朽化により閉鎖となった福岡市役所北別館の跡地で行われるオフィスビル建設計画のこと。当初の計画に変更があり、隣接する「メディアモール天神(MMT)」の跡地と一体開発されることになったことで、延床面積が23,268㎡から63,206㎡に、敷地面積が1,499.59㎡ から4,085.08㎡にと大幅に拡大。2026年8月頃の開業を目指しています。
ビルの低層階(地下2階〜地上5階)の吹き抜け空間は、入居した企業や街全体でシェアのできる遊び・ゆとりの空間「アクセラリウム」で構成されます。6階〜18階のオフィス部分は大半がハッカブルオフィス(ハーフスケルトンオフィス)で、内装の自由度を高められます。
参照: 北別館跡地活用事業 事業計画の変更等について(PDF)|福岡市
天神ビジネスセンタープロジェクト
天神ビジネスセンターは「天神ビッグバン」の規制緩和第1号プロジェクトで、低層階部分に商業施設、その他はオフィスとなる複合施設です。2021年9月に竣工し、2022年4月に商業エリアがオープンしています。
2階〜19階のオフィス部分は総貸床面積39,279.55㎡を有しており、福岡県でも指折りの大規模再開発です。日本電気(NEC)やジャパネットホールディングス、ボストン コンサルティング グループなど大手企業が入居。天神エリアのさらなる活性化が期待できます。
福岡エリアの基本情報
人口推移
2000年から引き続き、両区ともに人口は増加傾向です。2015年と2020年を比較すると、福岡市は政令都市の中で人口増加数(73,711人)、人口増加率(4.79%)ともに1位を誇ります。
参照:令和2年国勢調査
参照:増えているのは、選ばれているから - 人口増加数・増加率 - |Fukuoka Facts
市全体の人口増加への取り組みや、近年の都市機能の向上により顕著に人口が増えており、今後も引き続き安定した賃貸需要が見込めます。
福岡エリア周辺の主な大学
大学名 | 学生数 |
---|---|
福岡大学 | 18,631人(2023年5月1日現在) |
九州大学 | 18,802人(2024年5月1日現在) |
西南学院大学 | 8,253人(2023年5月1日現在) |
九州産業大学 | 10,460人(2024年5月1日現在) |
(RENOSY調べ 2024年、大学院生含む学生数)
「大学のまち」と称される福岡市には、多くの大学が存在します。福岡市は人口10万人あたりの学校の数(大学・大学院・短大・高専・専修学校)が7.02校と、政令都市20都市に東京23区を加えた21大都市の中で1位というデータもあります。
参照:福岡なら“何にでもなれる”!?- 学校[ 大学(院)・短大・高専・専修学校 ]の数 -|Fukuoka Facts
若者が多い街としても知られており、10歳〜29歳の若年層が占める市内人口割合は22.05%と、20大都市中1位となっています。若者の需要が高く、教育機関も整っている福岡市は、今後も安定した需要を見込めるでしょう。
参照:増えているのは、選ばれているから - 人口増加数・増加率 - |Fukuoka Facts
福岡エリア周辺の主な企業
企業名 | 従業員数 |
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九州電力株式会社 | 21,096名(連結。2023年3月時点) |
西日本鉄道株式会社 | 4,502名(2024年6月時点) |
九州旅客鉄道株式会社 | 7,576名(2024年3月時点) |
株式会社コスモス薬品 | 5,290名(2023年5月時点) |
株式会社福岡銀行 | 3,494名(2023年3月時点) |
株式会社サニックス | 2,049名(連結。2024年3月時点) |
(RENOSY調べ 2024年)
福岡市にはさまざまな企業がオフィスを構えています。市は企業立地を促進する助成制度などの取り組みをしており、積極的な誘致活動を行っています。都市成長基準の一つとされる企業誘致では、10年間で約500社も増加。それに伴い雇用者数も約20,000人増加しています。
まちの様子※2021年10月時点
駅周辺のまち並み
- 博多(福岡空港から約5分)
- 天神(博多駅から約5分)
博多(福岡空港から約5分)
九州の玄関口であり、福岡のターミナル・博多駅。主要都市と九州を結ぶ東海道・山陽新幹線や九州新幹線をはじめ、博多市民には欠かせない福岡市地下鉄空港線、七隈線、そして西鉄バスも数多く発着しています。在来線はJR博多南線、鹿児島本線、篠栗線と、交通機関の充実は九州でも類を見ないでしょう。
また、福岡空港まで福岡市地下鉄空港線で約5分ですので、旅行や帰省はもちろん、出張の多いビジネスマンにも魅力的。前述の「世界の都市総合力ランキング」では、国際空港から都心までのアクセス時間の調査(2023年)において、「空港アクセス時間の短さ」が世界48都市中1位と、世界トップクラスのアクセスの良さが証明されています。
参照:世界の都市総合力ランキング(GPCI) | 森記念財団 都市戦略研究所
参照:福岡がNO.1 - 一覧 -|Fukuoka Facts
博多駅直結の「JR博多シティ」は、「KITTE博多」「阪急百貨店」「博多マルイ」「アミュプラザ博多」、アミュプラザ博多内「東急ハンズ」などのテナントで構成されています。
1996年4月に開業し約4万3,500㎡の敷地を誇る複合商業施設「キャナルシティ博多」。ここにはショッピングモール、映画館、劇場、アミューズメント施設、2つのホテル、ショールーム、オフィスなど、さまざまな施設が連なっています。キャナルシティは常に賑わい、誰もが楽しめるエンターテインメントシティとして多くの人々から愛され続けている場所です。
商業施設はJR博多シティをはじめ、「博多バスターミナル」内には「しまむら」「ダイソー」があります。コンビニや飲食店、スーパーの数も多く、このエリアで生活に必要なものが揃わないということはないでしょう。一度住んだら離れられない魅力的な街です。
天神(博多駅から約5分)
九州最大の繁華街・天神。百貨店やファッションビルなどの商業施設はもちろん、飲食店も数多く集まっている街です。福岡市では博多に次ぐ電車のターミナルであること、そして巨大バスターミナルがあることから常に賑わっています。
利用可能路線は、福岡市地下鉄空港線の天神駅に加え、福岡市地下鉄七隈線の天神南駅、西鉄天神大牟田線の西鉄福岡(天神)駅と3路線3駅が使えるのは大きな魅力です。福岡空港からのアクセスも福岡市地下鉄で約11分と非常に便利。
また天神には「西鉄天神高速バスターミナル」があり、九州内外のバス発着拠点として多くの人に利用されています。利用者数の多さは全国でも屈指の規模を誇っています。
地元では「てんちか」とよばれている「天神地下街」。ヨーロッパをイメージさせる石畳が特徴的です。天神地下街は全長約590mあり、ファッションやグルメなど約150のテナントが入っています。商業施設としてだけではなく、天神駅と天神南駅と直結し、「福岡三越」「福岡パルコ」「福岡市役所」などの施設に接続されているので、その利便性から特に雨の日は人通りが多くなります。
天神駅周辺は商業施設が充実しています。西鉄福岡(天神)駅直結の複合商業施設「ソラリアターミナルビル」、その核をなす「福岡三越」。1997年にオープンして以来、地元の人々に愛されています。ほかに「ミーナ天神」「福岡パルコ」「ソラリアプラザ」などのファッションビルが多く、街は多くの若者で賑わっています。
2012年に改修が行われ生まれ変わった「警固公園」(けごこうえん)。周囲の街並みと溶け合うような景観で、都会のオアシスとして愛されています。天神には数多くのオフィスもあることから、ビジネスマンの憩いの場としても利用されています。
また、1年を通してさまざまなイベントが行われ、特にクリスマスのイルミネーションは人気。
天神駅周辺では生活必需品はもちろん家電、服、食料品と、あらゆるものが揃えられます。飲食店も豊富なため、学生はもちろん社会人の一人暮らしの強い味方となってくれるでしょう。
買い物&交通の利便性良し、一度住んだら離れられない街
九州の中心地・博多、九州最大の繁華街・天神。このどちらも買い物&交通の利便性が抜群で、駅から少し離れればマンションや公園もあるのが魅力です。今後も再開発が予定されており、新たな賑わいスポットが誕生するでしょう。ますます「一度住んだら離れられない街」になり、今後も高い需要が予想されるエリアといえそうです。
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