テクニカル分析(ランド/円)

11連騰後は一服も底堅い

日足、11連騰後は一服も底堅い。7月4-5日の上昇ラインがサポート。7月1日-5日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き、20日線上向き。
週足、2週連続の大陽線後は一服。ボリバン2σ上限。6月17日週-7月日週の上昇ラインがサポート。6月17日週-24日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線上向き。
月足、5月は3か月ぶり陰線も6月は盛り返し3σ上限へ。3月-4月の上昇ラインがサポート。5か月線、20か月線上向き。
年足、2023年は円とデッドヒートを繰り返しほぼ同位の10位。今年は円を大きく引き離す。21年-23年の上昇ラインがサポート。08年-22年の下降ラインを上抜く。

南アランド見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

喜望峰

停電の改善は成長を高める

 バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、電力大手のエスコム社の業績向上により南アのGDPが今後数年間で改善し始めるとした。経験豊富なゴドンワナ財務大臣の再任を歓迎した。市場もANCのゴドンワナ氏の留任に好意的に反応した。
 バンク・オブ・アメリカは、ゴドンワナ氏の財政計画は、停電レベルの減少による潜在的に力強い成長の恩恵を受ける可能性があると述べた。
 エスコムがさらなる支援を必要としなくなり、債務の安定化を確実にすれば十分な基礎的財政収支の黒字につながるとした。電力供給の改善はGDP成長を加速させ、税収の増加にもつながる。
 電力供給は4月以降改善しており、国内では2021年以来初めて、100日以上にわたり停電がなかった。電力供給の強化が今年残りの期間も継続されれば、大幅な構造的改善となる可能性がある。これにより、中期的にはGDP成長率が2%に近づく可能性がある。
 バンク・オブ・アメリカは以前、2024年のGDPは1.3%成長としていた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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