日経平均 | 36,726.64円 △284.21円 |
為替 | 1ドル=147.18円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 19億5,298万株 |
売買代金 | 4兆4035億11百万円 |
値上り銘柄数 | 1,029銘柄 |
値下り銘柄数 | 568銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 107.30% |
市況概況
売り先行の後、買い直されたが上値は重い
米国株は堅調だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから本日の日本市場は売り先行となった。
ただ、寄り付きの売りが一巡となった後は割安銘柄などを買い直す動き、そして目先的に売られた買われすぎ銘柄の一角が売り一巡から買われたことで日経平均は大きな上昇となった。買われているというよりは売り物がないというような感じで、寄り付きが安値、ほぼ高値引けとなった。
昼の時間帯は若干売られる場面もあったが、後場は前場の高値を上回って始まり、さらに上値を試すような雰囲気も見られた。
それでも改めて上値の重さが確認されると首相退陣ということで経済政策の先行きへの警戒感などから戻り売りも嵩み、いったん上値が重いとなると手仕舞い売りを急ぐ動きとなって上げ幅を縮小、最後は若干持ち直したものの、いわゆる「行って来い」という形で上値の重さ、戻りの限界を示すような動きとなった。
小型銘柄も買戻し一巡感も出て冴えない展開となった。グロース250指数やグロース株指数は小幅な値動きとなった。先物はまとまった売り買いも少なく、特に指数を大きく動かすということもなかった。上がれば売り、下がれば買い、そして下がらなければ買い戻しという感じで指数に連れて右往左往するだけという感じだった。
政局の混乱や経済政策の不透明感が拭い切れず、とりあえず買われたものの上値の重い展開となった。ここからは戻りがここまでという雰囲気で手仕舞い売りも嵩んでくるものと思われ、引き続き買われすぎ銘柄の反発からの一服、そして売られすぎ銘柄の修正高の一服ということで相場全体も上値の重さを嫌気するような冴えない展開となるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
基準線に上値を押さえられた形となっており、今度はどこまでいったん下押すかということになりそうだ。円高が進むとか、中国経済の悪化などが再度取りざたされることでもあれば売り直されるのだろうし、逆に円安が進めば買い直されるものも多くなるのだろう。
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