日経平均 | 36,442.43円 △209.92円 |
為替 | 1ドル=147.04円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 21億6,335万株 |
売買代金 | 4兆7016億50百万円 |
値上り銘柄数 | 1,224銘柄 |
値下り銘柄数 | 369銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 101.75% |
市況概況
一時大きく上昇するも政局絡みの円高で売られる場面も
米国株が大幅高となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったこともあり、本日の日本市場は買い先行となった。
寄り付きの買いが一巡となった後は手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となったが、昨日の終値を意識するところでは買い直され、最後36,600円の上値を試す動きとなった。その後、岸田首相の総裁選不出馬のニュースなどが話題になり、円高が進展すると急速に上げ幅を縮小、軟調となる場面もあった。
昼の時間帯は買い戻しなども見られ、後場は36,200円台で堅調ながらも上値の重い展開となった。36,200円前後が節目となって小動きという状況だったが、意外に値持ちもよく、割安銘柄などが買われプラス圏で推移し、最後は買い戻しも入り、36,400円台で引けた。銀行株や自動車株、商社株などが堅調でTOPIXは終始堅調だった。
小型銘柄も幕間つなぎ的に買われるものや売られすぎの反動から堅調なものが目立った。グロース250指数やグロース株指数は大幅高となった。先物はまとまった売りが散発的に見られて指数を下押す場面もあり、買い気に乏しい展開となった。戻れば売りということで上値を押さえる要因にもなっていた。
岸田首相が総裁選不出馬ということで、日本株式市場でも政局の混乱などが懸念される事態となった。日銀の利上げが取りざたされるなかで首相の交代で金融政策が変わるということでもないのだろうし、経済政策がいきなり変更になることもないのだろうが、為替の投機的な動きなどは懸念材料となるだろう。
米国CPI(消費者物価指数)の動向も気になるところであり、引き続き波乱含みということなのだと思う。それでも売られすぎ銘柄などはしっかりとした動きになっており、割安銘柄をひろっておくということで良いのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
基準線を意識して上値も重くなっており、ここからいったんは調整となるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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