地雷系や300円均一ブランドを展開するパレモHDが約1億4000万円の特損で通期予想を下方修正
パレモHDが展開する地雷系ファッションブランド「ノエミー」(画像=「セブツー」より引用)

衣料品・雑貨専門店を展開するパレモ・ホールディングス(以下、パレモHD)は9月17日、2025年2月期の通期連結業績予想の修正を発表した。売上高は153億7000万円(前回発表は158億7000万円)、営業利益は3億6500万円(同4億4000万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億7500万円(同4億2000万円)に下方修正した。

新規出店計画が当初の予定通り進んでおらず、既存店の来店客数も減少したことで、売上高が期初予想を下回る想定だ。さらに、第2四半期に特別損失として1億4219万円を計上したことから、最終利益は当初の予想を大幅に下回りそうだ。

パレモHDは、「ギャルフィット(GAL FIT)」や「スズタン(SUZUTAN)」などの婦衣料ブランドのほか、300円均一の「イルーシーサンマルマル(illusie 300)」など、2月20日時点で277店舗を展開している。2021年には、地雷系ファッションブランド「ノエミー(NOEMIE)」をローンチするなど、Z世代に向けたブランドも積極的に展開している。

パレモHDが6月28日に発表した2025年2月期の第1四半期決算は、売上高は38億300万円(前年同期比6.1%減)、営業利益は7800万円(同58.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7200万円(同58.6%減)と減収減益。最終利益に対する進捗率は17.1%だった。