日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 37,940.59円 △216.68円
為替 1ドル=144.15円
売買高(東証プライム、以下同) 18億5,176万株
売買代金 4兆3014億61百万円
値上り銘柄数 882銘柄
値下り銘柄数 705銘柄
騰落レシオ(25日) 106.20%

市況概況

連休中の米国株高や円高一服を好感して堅調

日本市場が連休中の米国株は堅調だったことで本日の日本市場は買い先行となった。ただ、寄り付きの買いが一巡となった後もいったんは買戻しなどが入り上値を試す動きとなったが、改めて上値の重さが確認されると特に買い上がる材料があったということでもなく、為替も円高気味となったこともあり、戻り売りに押されて上げ幅を縮小、本日の安値水準で前場の取引を終えた。米国で半導体株が売られていたことも買い難い状況の要因となった。

昼の時間帯は売り物がちで、後場は前場の安値を下回って始まった。それでも売り急ぐということもなく、値持ちの良さから再度節目と見られる38,000円を回復するとその後も何とか38,000円を保っての動きとなった。ただ、特に買いが入っているということでもなく、売りが出ていないだけという感じで何とか38,000円を維持していたが、最後の最後に売り直されて結局は安値圏で38,000円を割り込んでの引けとなった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて冴えない展開だった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたものの大きく指数を動かすようなことも方向づけることもなく、38,000円水準では上がれば売り、下がれば買いという状況だった。

米国での利下げと日本での利上げ見送りを織り込んでいる状況だが、決定的な手掛かりに乏しく、上がれば売られるのだが、売り急ぐことがないから買い戻されるというような雰囲気だ。ここからは景況感や個別の決算動向に反応することになるのだろうが、金融政策よりは為替動向、あるいは目先の需給だけの相場展開となりそうだ。日経平均は38,000円水準が上値という雰囲気なのだと思う。

テクニカル分析

日経平均

75日移動平均線に上値を押さえられた形となった。今度は25日移動平均線のサポートを確認することになるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。