日経平均 | 37,155.33円 △775.16円 |
為替 | 1ドル=142.60円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億9,267万株 |
売買代金 | 4兆0594億74百万円 |
値上り銘柄数 | 1,340銘柄 |
値下り銘柄数 | 257銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 112.52% |
市況概況
米国株は軟調だが円安を好感して大幅高
大幅利下げとなった米国株は出尽くし感から軟調だったが、円高とならず円安となったことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。
寄り付きの買いが一巡となった後も円安が続いたことで売られたものから買われるという状況で大幅高となった。節目と見られる36,800円をあっさりと抜けて始まり、37,200円~300円の節目も抜ける場面もあった。インデックス買いが主体で指数先行の上昇となった。
昼の時間帯は若干売り物がちとなり、後場も節目と見られる37,200円を試すように上げ幅縮小して始まった。それでも37,200円を下回ると買いが入るという状況で値持ちの良い展開が続き、値持ちが良いから売っては買いということで上値を試す動きとなった。
ただ、前場の高値を伺うようなこともなく、日銀金融政策決定会合の結果を確認したいということで方向感に乏しい展開となった。最後は円高気味となったことや手仕舞い売りに押されるものも多く上げ幅縮小しての引けとなった。
小型銘柄も買戻しも交えて買い直されるものが多く、総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高だった。先物はまとまった買いが散発的に見られて指数を押し上げる場面も多かった。現物売り、先物買いの持高調整も見られ、先物主導で上値を試す場面もあった。
米国での利下げを好感してというよりは利下げがあったにも関わらずドルが堅調=円安維持となったことで買戻しを急ぐ動きとなった。ここで空売りが積み上がらないと明日の日銀金融政策決定会合の結果発表でも買戻しが入らず、利上げがなかったとしても織り込み済みで上値の重さを嫌気して手仕舞い売りが多くなると思われる。どちらにしてもいったん戻り高値を付けたと考えて良いと思う。
テクニカル分析
日経平均
雲を抜けて始まり、基準線や25日移動平均線を抜けかけている。基準線や25日移動平均線に上値を押さえられたと市場で判断されれば、再度雲までの下落はあると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。