日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 36,380.17円 △176.95円
為替 1ドル=141.54円
売買高(東証プライム、以下同) 16億7,295万株
売買代金 3兆4707億39百万円
値上り銘柄数 1,190銘柄
値下り銘柄数 414銘柄
騰落レシオ(25日) 111.24%

市況概況

買い先行も手仕舞い売りに押されて冴えない展開

米国株はまちまちだったが、為替が円安に振れたことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。

ただ、寄り付きの買いが一巡となった後は手仕舞い売りに押されて冴えない展開となった。今晩の米FOMC(公開市場委員会)での米国利下げや金曜日の日銀金融政策決定会合の利上げ懸念などもあり、持高調整の売りに押されて上げ幅限定的となった。

昼の時間帯は手仕舞い売りやヘッジ売りに押される展開となり、後場は前場の安値を下回って始まり、その後も買いが入らないということでさらに下値を試す動きとなった。

さすがに36,000円までも意識されるような状況になれば買戻しも入ったが、戻りも鈍く、閑散としたなかで方向感に乏しい展開が続いた。最後は買戻しを急ぐ動きで後場の高値引けとなったが、節目と見られる36,500円までは戻すこともなく戻りも限定的だった。

小型銘柄も持高調整の売り買いが多くまちまちだった。グロース250指数やグロース株指数は堅調ながらも上値が重く、小幅高という水準での推移となった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られるものの特に方向感を出すとか、大きく指数を動かすということでもなく、持高調整に伴う売買が中心となっていたようだ。

米国での利下げを織り込んで円高一服となるのかどうかということが注目される。この水準からさらに円高が進むようであれば、円安メリットが剥げることになり、これまでの景気回復、業績回復期待が暗転する可能性もある。

金利差だけではないのだと思うし、米国の大幅利下げや日本の利上げまでも織り込んでいるのではないかとも思われる。それでも方向感がしっかりと出るまではまだ少し間がありそうで、上がれば売られ、下がれば買われる状況が続くのだろう。

テクニカル分析

日経平均

雲の中での動きが続いている。引き続き雲をどちらに抜けるかを見極めてから動くことになるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。