この記事は2024年9月25日に「CAR and DRIVER」で公開された「輸入車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年9月20日時点」を一部編集し、転載したものです。
[FIAT]
Stellantisジャパンは、フィアット・ブランドの新型EV、「600e(セイチェントイー)」を、9月10日から発売した。フィアット・ブランドのラインナップに、1年半ぶりに加わる電気自動車「600e」は、アイコニックなイタリアンデザインに快適性、革新性、テクノロジーを詰め込んだ、100%BEVのコンパクトSUV。「600e」の最大の特徴は、初代「600」や「500e」からインスピレーションを得たデザインとのこと。また、フィアット・ブランドとして初めて、4つの運転支援機能を装備した点も特徴。一充電走行距離はWLTCモードで493kmを実現している。価格は585万円。
[JEEP]
Stellantisジャパンは8月8日、Jeepモデル初のフルエレクトリックSUV「アベンジャー」のティザーサイトを更新して、一部スペックや装備内容を公表。車種展開は通常モデルの「アルティテュード」のほか、日本導入記念モデルの特別限定車「ローンチエディション」を設定。また、正式発表は本年9月26日に実施すると予告。パワートレインは、最高出力115kW(156ps)/最大トルク270Nmを発生するフロントモーターに、総電力量54kWh/総電圧375Vのリチウムイオンバッテリーを組み合わせて前輪を駆動。一充電走行距離はWLTCモードで486kmを実現。
Stellantisジャパンは9月12日、本格オフローダーのジープ・ラングラー・アンリミテッドに特別仕様車の「ラングラー・リミテッドエディション・ウィズ・サンライダー・フリップトップ・フォー・ハードトップ(Wrangler Limited Edition with Sunrider Flip Top for Hardtop)」をラインアップし、9月21日に発売すると発表。前席頭上に手動開閉式のソフトトップ「フリップトップ」を特別装備。価格は819万円から。
[ポルシェ]
ポルシェ ジャパンは8月16日、911ターボの誕生50周年を記念した、世界限定1974台の特別仕様車「911ターボ50イヤーズ(911 Turbo 50th years)」を発表し、同日より予約受注を開始した。初代911(930)ターボが1974年開催のパリ・サロンでデビューしてから50年を迎えることを記念して設定されたスペシャルモデルで、現行の911(992)ターボSをベースに、歴代の911ターボを彷彿とさせるエクステリアおよびインテリアのデザインを随所に採用したことが特徴。車両価格は3642万円に設定。
[BMW]
BMWジャパンは9月10日、3シリーズのMハイパフォーマンスモデル「M3 Competition M xDrive」と「M3 Competition M xDrive Touring」の一部改良を実施し、同日発売した。パワートレインには従来比で20psアップの最高出力530psを発生する3リットル直列6気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジンを搭載している。価格はセダンが1430万円、ツーリングが1440万円。
[VW]
フォルクスワーゲン ジャパンは9月13日、全面改良した新型ティグアンの日本における予約注文の受付を開始した。基本骨格に最新世代のMQB evoプラットフォームを採用したうえで、フォルクスワーゲンの新しいデザインコンセプトを導入した新型ティグアンは、インテリジェントな先進機能も精力的に導入し、初となる直4・1.5Lターボ・48Vマイルドハイブリッドシステム(1.5eTSi)と、最新世代2L直噴ディーゼルターボ(2.0TDI)のエンジンラインアップを用意する。暫定価格は487万1000円から。
フォルクスワーゲン ジャパンは9月13日、ステーションワゴン専用モデルに進化した第9世代、新型パサートの日本における予約注文の受付を開始した。MQB evoプラットフォームの採用により、ひとクラス上のセグメントに相当する4.9m級のボディサイズを確保、50mm延長したホイールベースにより、後席乗員の居住性が向上している。直4・1.5Lターボマイルドハイブリッド、最新世代2L直噴ディーゼルターボに加え、プラグインハイブリッドシステムを構成する“eHybrid”が設定されている。価格は524万8000円から。
フォルクスワーゲン ジャパンは9月13日、一部改良を図ったゴルフ/ゴルフ・ヴァリアントの日本における予約注文の受付を開始した。、今回の改良では、デザインを刷新するとともに新世代のインターフェイスを採用したインテリアがトピックで、インフォテイメントシステムは新世代設計となる“MIB4”へと進化を遂げている。パワートレインに関しては、48Vマイルドハイブリッドシステムを配した2種類の1.5TSi、次世代2.0TDI、GTi用の2.0TSiで構成されている。暫定価格はゴルフが349万9000円から、ゴルフ・ヴァリアントは363万9000円から。
[レンジローバー]
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは8月20日、第3世代となる現行レンジローバー スポーツのハイパフォーマンスモデル「SV」の第2弾となる「EDITION TWO(エディション ツー)」を発表し、日本での受注を開始した。「SVR」の実質的な後継モデルとなるレンジローバー スポーツSVは、レンジローバー スポーツ史上最も速く、かつ最もダイナミックで先進的なモデルであることを標榜。今回はその第2弾モデルとなる。2025年モデル限定グレードとして販売され、車両価格は2474万円。
[アルピーヌ]
アルピーヌ・ジャポンは8月22日、A110Rの特別仕様車「A110Rチュリニ」の日本における3回目の受注を開始した。今回の受注では台数と期間の制限は設けず(1回目は24台、2回目は40台の限定)、車両価格は前回と同様に1550万円に設定。パワートレーンはベース車と基本的に共通で、300ps/6300rpm、340Nm/2400rpmを発生する1.8L直4筒DOHC直噴ターボエンジンを7速DCTと組み合わせてミッドシップ搭載。また、同社は様々な主要パーツやカラーを自由に組み合わせられるA110の新しい受注生産プログラム「アトリエ」を日本で展開すると同日発表している。
[プジョー]
Stellantisジャパンは8月22日、プジョーブランドのMPV「リフター」をマイナーチェンジし、同日より発売した。車種展開は従来と同様に、2列シート5名乗りの「リフターGT」と、3列シート7名乗りのロングボディバージョンの「リフター ロングGT」をラインアップする。価格はリフターGTが448万円、リフター ロングGTは468万円。
[DS]
Stellantisジャパンは9月5日、SUVのDS7に特別仕様車の「E-TENSE 4×4パールグレーエディション」をラインアップし、同日より発売した。限定カラーのパールグレーのナッパレザーインテリア(ダッシュボード/ドアトリム/シート)を採用して、より上質かつエレガントなキャビン空間に仕立てたことが特徴。車両価格は823万円に設定する。
[シトロエン]
Stellantisジャパンは9月6日、クロスオーバーSUVのC5 Xに特別仕様車の「C5 Xオーディトリアム エディション」をラインアップし、同日より発売した。約30万円相当の高音質Hi-FiカーオーディオのBEWITH製プレミアムサウンドシステムを特別装備しつつ、車両価格はベースモデルから据え置き。車両価格は568万9500円。
[VOLVO]
ボルボ・カー・ジャパンは9月11日、電気自動車「XC40リチャージ」の車名を「EX40」に変更し、同日よりオンラインでの販売を開始した。ハイエンドグレードの“アルティメット(Ultimate)”は名称を“ウルトラ(Ultra)”に変更。価格は679万円より。
[アルピナ]
独BMWアルピナおよび日本総代理店のニコル・オートモビルズは、BMW X7シリーズをベースとする旗艦SUVの「BMWアルピナXB7」をマイナーチェンジし、車名を「BMWアルピナXB7マヌファクトゥーア(MANUFAKTUR)」に刷新して、日本での予約受注を開始した。車両価格は2950万円。日本導入時期は2025年初夏を予定している。エクステリアデザインの一部変更や、内装、装備類の改良が図られた。最高出力621psを誇る4.4L・V8ビターボエンジンを搭載。
■特別仕様車/限定車の詳細については本誌ワールドオートモーティブニュースをご確認ください。
※最新の新車価格表の全データは本誌『CAR and DRIVER』(2024年11月号)に掲載されています。
(提供:CAR and DRIVER)