オンワードHDがウィゴーの完全子会社化で売上高を100億円上方修正
(画像=「セブツー」より引用)

オンワードホールディングス(以下、オンワードHD)は10月4日、2025年2月期の中間期決算を発表した。累計での売上高は951億200万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は52億5500万円(同4.6%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は41億800万円(同43.5%増)だった。

国内事業は、中核事業会社のオンワード樫山が全国的に導入しているクリック&トライの利用が第1四半期に続いて拡大したことで売上高が増加した。クリック&トライは、オンワード樫山の公式オンラインストア「オンワードクローゼット(ONWARD CROSSET)」に掲載されている商品を店頭に取り寄せて試着できるサービスだ。

また、基幹ブランドの「23区」や「五大陸」が好調で、特に新規ブランドの「アンフィーロ(UNFILO)」は売上高が前年同期比92.1%増と大幅な増収だった。バレエやフィットネスの「チャコット(Chacott)」は、「プレストパウダー」の売り上げが好調で前年度期比で27.1%増と伸長した。

オンワードHDは、アパレルブランド「ウィゴー(WEGO)」を運営するウィゴーが10月から連結となることから、2025年2月期の連結業績予想の売上高を100億円、上方修正した。売上高は2100億円(修正前は2000億円、前年比10.7%増)、営業利益は125億円(同11.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は82億5000万円(同24.8%増)としている。