この記事は2024年10月21日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年10月21日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、全ての通貨が下落と、ほぼ3週連続でドルは全面高の展開で引けている。米国の経済指標の堅調な結果から、利下げに懐疑的な見方が広がり、主要通貨に対してのドルの買戻しが続く。
米ドル/円は、約2か月半ぶりに150円の大台を回復する150.32円まで上伸した。しかし、週末にかけて失速、週間の値幅はわずか1円47銭にとどまり、値動きは鈍る。
ダウは史上最高値を更新中、金融市場を取り巻く環境は全般的に好転したままだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
三村財務官より、市場の動きを注視する等の発言が流れているが、あくまで現状への評価であり、市場けん制の意図はないと考える。
月末月初の多くのイベント、来月の米国の大統領選等を控え、今週は材料難の週。日本では衆院選を週末に控えており、日本株が大幅に反落するとは考えにくい。
市場環境に大きな変化ないと仮定すると、先週までの動きの継続性を試す週となりそうだ。
調整の域から一歩進んでリスクオフの展開となるなら話は別だが、緩やかに円売り継続だろう。米ドル/円の深押しは、買い場とみている。
今週は米ドル/円で148.50~151.50円、ユーロ/米ドルで1.0750~1.0950ドル、ユーロ/円で161.00~164.50円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
▽ユーロ/米ドルの日足チャート
▽ユーロ/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。