この記事は2024年10月28日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年10月28日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、再び全ての通貨が下落しており、ほぼ4週連続でドルは全面高の展開で引けている。
米ドル/円は4週続伸、米利下げから景気再拡大やトランプ氏再選を織り込む米金利の上昇が続き、ドルの買戻しが続く。
選挙前は株高のアノマリーをくつがえし、衆院選後の政局混迷の可能性から、日経平均株価が2週続落、株、債券、為替のトリプル安でないものの、日本売りが一定程度出ている。
衆院選は自民・公明で過半数割れ、政治の混乱が嫌気され、週明けの為替市場では、米ドル/円はギャップアップ(上窓)で寄付き、152.70~152.80円水準(午前7時過ぎ)で推移している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週は月末・月初週ということもあり多くのイベントが予定されているが、注目は今週末11月1日(金)の米10月の雇用統計だろう。今月の場合、港湾スト(大幅賃上げで解決済み)やハリケーン「ヘリーン」や「ミルトン」の襲来から、雇用統計の予想値があまり当てにならないということだ。
予想からかけ離れるだけで上下どちらにも動く可能性がある。日本政局混乱からの円売りがメインシナリオだが柔軟に対応したい。
今週は米ドル/円で150.00~155.00円、ユーロ/米ドルで1.0700~1.0900ドル、ユーロ/円で162.00~167.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
▽ユーロ/米ドルの日足チャート
▽ユーロ/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。