日経平均 | 38,053.67円 ▼1,027.58円 |
為替 | 1ドル=152.52円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 21億3,975万株 |
売買代金 | 4兆4905億87百万円 |
値上り銘柄数 | 220銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,404銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 82.32% |
市況概況
米国ハイテク株の暴落をきっかけに大きく下落
米国ハイテク銘柄がAI投資に絡む話題で大きく売られたことで、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大幅安となり、本日の日本市場も売り先行となった。
寄り付きの売りが一巡となった後もいったん買戻しは見られたものの戻りの鈍さを確認して売り直され下値模索となった。3連休を控えた週末、米国の雇用統計や大統領選挙を控えた週末ということもあり、下がるから売る、戻らないから売るということで安値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も冴えない動きが続いたが、後場は若干戻りかけての始まりとなった。それでも買いが続かないと見ると改めて売り直されさらい下値を試すことになった。
引けを意識する時間帯には下げ渋る場面もあったが、戻るような動きも見られず、最後は売り直されて下げが加速する形で38,000円を割り込む場面もあった。最後の最後は買戻しも見られ何とか38,000円台を維持したもののほぼ安値での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった買いはほとんど見られず、散発的に見られるまとまった売りに反応して売り急ぐような場面もあり、指数を下押す要因の一つとなっていた。3連休前の週末ということでヘッジ売りも見られたのだろう。
一気に調整となった。元々特に買い上がる材料があったということでもなく、日銀の金融政策決定会合の結果を受けての買戻しも入らなかったということでもあり、見切り売りも嵩んだものと思われる。
それでも好決算を発表した銘柄などに堅調なものも見られ、底値圏にある割安銘柄や好決算銘柄の底堅さ、堅調さを再評価する動きは見られるだろう。日経平均に寄与度の大きな銘柄は買われすぎ感もあるが、割安銘柄は買い下がりということで良いのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線にサポートされた形ではあるが、首つり足となった可能性もあり、明日もしっかりと39,000円を保てるかどうかということになる。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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