AOKIホールディングスの中間期決算は3期連続で増収増益
(画像=「セブツー」より引用)

AOKIホールディングスは11月8日、2025年3月期の中間期決算を発表した。売上高は829億3300万円(前年同期比2.3%増)、営業利益は41億7100万円(同9.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は27億9100万円(同35.3%増)と、中間期としては3期連続で増収増益となった。

売上高構成比でほぼ半数を占めるファッション事業は、9月末時点で597店舗を展開している。猛暑が続いた今夏にクールビズ関連商品やカジュアル衣料の売り上げが好調に推移したが、販売促進に関連するコストが上昇したため増収減益だった。売上高は前年同期から1.6%増の382億6300万円、営業利益は2億2200万円の赤字(前年は4億3700万円の赤字)。

エンターテイメント事業は、売上高は前年同期比1.1%増となる387億100万円、営業利益は同17.9%増となる44億500万円だった。AOKIホールディングスはカラオケの「コート・ダジュール」、ネットカフェ&複合カフェの「快活CLUB」を展開しているが、猛暑の影響による室内アミューズメント需要を取り込み、エンターテイメント事業は増収増益だった。

「アニヴェルセル(ANNIVERSAIRE)」などを運営するアニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高は前年同期比24.2%増となる33億8400万円、営業利益は3億7500万円の赤字(前年同期は4億3400万円の赤字)だった。赤字幅は縮小したものの、依然として営業赤字が続いている。

AOKIホールディングスは同日、2025年3月期の連結業績予想の修正を発表した。売上高を1918億円(修正前は1915億円、前年比2.2%増)に修正している。営業利益と親会社株主に帰属する当期純利益に修正はなく、それぞれ150億円(同8.2%増)、80億円(同5.6%増)を見込んでいる。