12日(火)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:米CPI次第で155円を試す動き

昨日のドル/円は終値ベースで約0.6%上昇。主要通貨に対してドルが全面的に強含んだほか、米10年債利回りが上昇したことも相まって、一時154.92円前後まで上値を拡大した。 トランプ次期米大統領の掲げる政策は米国のインフレを再加速させかねないと市場が受け止めていることから、本日もドル買い地合いは続きそうだ。 そんな中、本日は米10月消費者物価指数が発表される。昨晩、米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が「予想外に物価が上振れれば、12月の利下げを見送る可能性がある」との見方を示している。 また、現在市場では12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での25bp(0.25%ポイント)の利下げを6割程度織り込んでいることからも、米10月CPIの好結果を受け、利下げ観測が後退した場合には心理的節目となる155円を試す動きとなりそうだ。 一方で、154円台後半は今月7日に三村財務官が円安をけん制した水準でもある。本邦当局者からの発言には注意が必要だろう。ただ、市場の流れがドル高に傾いている現状では、けん制発言によりドル/円が下落した場合には「買い場」として意識されそうだ。

注目の経済指標:米CPI

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注目のイベント:FRB高官発言

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神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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