この記事は2024年12月4日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=xy/stock.adobe.com)

2024年12月4日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

今週に入り、米ドル/円は150円付近で動けないが、再来週のFOMC、日銀に向けて次の材料を探る展開が続く。 FEDメンバーは来週からブラックアウト期間に入るため、方向性を見極めるには今週が最後。

そうした中、明日5日(木)の日本時間未明午前3時40分にパウエルFRB議長の発言が予定されている。討論会形式で質疑もあるようなので、踏み込んだ内容に期待したい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

先日のウォラーFRB理事や、ウィリアムズNY連銀総裁からは利下げ支持の発言があり、FOMCでの利下げ確率は70%まで上昇している。まだ十分とは言えないが、今回のパウエルFRB議長の発言次第で利下げを織り込みに行くだろう。

一方、日銀の利上げ確率も60%前後と高まっており、米ドル/円の上値は重い。

引き続きにはなるがファンダメンタルズ的にはユーロショートが合理的。ユーロ/円、ユーロ/米ドルともに下落に対する調整も入りそうなので、深追いはせずに基本的には戻りを狙っていきたい。

▽ユーロ/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。