この記事は2024年12月3日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年12月3日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。
現在の為替相場の傾向や相場観
マーケットが今月の日銀の利上げを意識して、全体的に円買いが強まる流れを想定している。
また米国もウォラーFRB理事が昨日2日(月)、12月会合での利下げ支持を表明した。据え置きという意見も少しあったのだが、ほぼ利下げで間違いなさそうだ。そうなると日米の金利差が縮小する方向のため、ドル売りが強まるのではないだろうか。
米ドル/円の日足チャートを見ると現在は、90日移動平均線と200日移動平均線に挟まれつつ、揉み合いで推移している。またフィボナッチの半値と90日移動平均線が同レベルに位置しているため、目先は、148円台前半は堅そうだ。
しかしながら今週ではないにせよ、このレベルを割り込んで行くようであれば次のサポートは146円と見ている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは、148.00~152.00円。
戦略的には151円台から152円にかけて、できる限り引きつけて、跳ねたところは全部売っていくくらいのスタンスでいいだろう。本日3日(火)に限っていえば150円台ミドルで売りたい。
利食いに関しては一旦、148円台でしっかりやった方がよさそうだ。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。