日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 39,470.44円 ▼378.70円
為替 1ドル=152.85円
売買高(東証プライム、以下同) 21億3,635万株
売買代金 4兆4220億16百万円
値上り銘柄数 536銘柄
値下り銘柄数 1,053銘柄
騰落レシオ(25日) 99.44%

市況概況

利上げ懸念や減税先送り懸念から手仕舞い売りに押されて一時大幅安

米国株が軟調となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことで本日の日本市場は売り先行となった。先物・オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む売りもかさみ、売り気配から始まる銘柄なども見られた。

寄り付きの買いが一巡となった後も買戻し一巡となったものから売られるという状況でじり安となり、節目と見られる39,500円水準でいったん下げ渋りはしたものの下げ止まらないとなるとさらに下げ幅を広げた。最後は買戻しも見られ、若干戻して前場の取引を終えた。

昼の時間帯は買戻しも見られ値持ちは良く、後場も39,400円を超えて始まるなど下げ渋り感が出た。39,400円を割り込むと買われるという状況でいったん39,500円まで戻したがその後は上値も重く、指数は小動きとなった。

引けを意識する時間帯には下がらないから買戻しが入る場面も見られ、最後まで狭い範囲で右往左往している感じだった。最後の最後は売りが出たが、引け間際には買戻しが入り39,500円を意識して後場の高値圏での引けとなった。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られ、総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られるものの、SQ後の持高調整と見られ、大きく指数を動かすことも方向づけるようなこともほとんどなかった。

日銀短観が好調ということもあり、利上げ懸念や減税先送り懸念から売られた。週末の手仕舞い売りもあったと思われるし、日経平均が4万円を付けたことでの達成感もあったと思われる。いずれにしても決定的な売り買いの材料に乏しいのでいったん上値が重いとなると手仕舞い売りを急ぐことになるのだろう。

ここで空売りが積み上がらなければ買戻し一巡となったものから売られることになりそうだ。アドバンテストの踏み上げが続くかどうかということで指数に影響があるだろう。いずれにしても上値の重さが確認されると売り直されるということだ。

テクニカル分析

日経平均

下に放れて窓埋めのような形となった。ただ、上値が重いので、昨日の上髭線が捨て子となる可能性も高く、いったん下値を試すことになるだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。