この記事は2024年12月25日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Slowlifetrader/stock.adobe.com)

2024年12月25日(水)の午前11時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

先週、日米の金融政策が発表され、FOMCは来年の利下げ見通しを4回から2回に上方修正し、声明文で今後の利下げペースの鈍化を示唆してタカ派化。

一方、日銀は政策金利を据え置いたうえで植田総裁から「利上げ判断にはもう1ノッチほしい」との発言を受けて利上げ観測が後退しハトとなった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

日米の金融政策のコントラストがはっきりしており、米ドル/円は押し目買いが正当化されるが、今週はクリスマス休暇の参加者も多く、マーケットが本格的に戻るのは来週30日(月)からかもしれない。

また、年末年始でマーケットが薄い中、160円が近づいてくると円買い介入も意識される。加藤財務相や三村財務官の円安警戒発言の内容がもう一段上がっていくか見ておきたい。

今年介入したポイントを見てみると流動性が低いところが狙われており、年末年始は効果も高いと考えている可能性もある。価格帯によっては正月三が日ものんびりできないだろう。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。