この記事は2024年12月24日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=takasu/stock.adobe.com)

2024年12月24日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

先週の非常にタカ派的だったFOMC、そして利上げにはまだワンノッチある日銀ということで、ドル優勢の展開が続くのではないかと思う。

タカ派的だったFOMCで瞬間的に米国株が崩れたのだが、ハイテク株を中心に持ち直しており、金利高に対する耐性が強いと感心するところだ。

年末に向けてじりじりとドル高・円安方向かと思う。

現在の為替相場の戦略やスタンス

来年に向けてのリスクとしては、米国の長期金利が気になっている。新政権の混乱・ドタバタの影響で長期金利が5.00%を超えて急騰するリスクがあるのではないかと思っており、その際には米ドル/円は160円を優に超える展開もあり得るかと思っている。

一方日本に関しては、日銀にもっと明確に金利を上げるという意思がないと、円高方向に持って行くのは難しいだろう。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。