中国へ本格進出する「マーク&ロナ」キューブ社の株価がストップ高
(画像=「セブツー」より引用)

1月8日の取引終了後に2024年12月の直営店の売上速報を発表したゴルフブランド「マーク&ロナ(MARK & LONA)」を手掛けるキューブの株価が、翌9日にストップ高となった。1月8日の終値は490円で、翌日は16.33%の値上がりとなる80円高のストップ高で570円。出来高は前日の10倍超の4万8900株だった。

「マーク&ロナ」は、2018年からブランド初のアンバサダーとして木村拓哉を起用しており、ゴルフブランドとして確固たるポジションを築いている。昨年12月は気温の低下した日が続いたことでアウターなどの冬物商品の売り上げが好調だった。全店での前年同月比は22.0%増、既存店は9.7%と大幅なプラスで、特に昨年3月に約2倍に増床リニューアルしたGINZA SIX店と9月に約2.5倍に移転拡大した大丸心斎橋店が好業績を牽引した。

キューブは、グローバル展開を拡大することを中期的な経営戦略の最重要施策としており、その一環のひとつとして今年は本格的に中国大陸に進出する。現地のCheer Wisdom Limited(遠智有限公司)と合弁会社を1月に設立し、「マーク&ロナ」の販売を開始する。中国ではすでに越境ECによるオンライン販売を先行して展開しており、中国版の「VOGUE」や「ELLE」などでも人気ブランドとして紹介されている。

国内では1月中旬から2025年春夏シーズンの新商品の販売を開始することから、さらなる好調が期待できそうだ。