この記事は2025年1月21日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2025年1月21日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日20日(月)のトランプ氏の大統領就任演説は、思った以上に行いたい政策が細かく盛り込まれた内容だった。 またその際、関税に関しては含まれないとされたため、ドルロングのショートカバーからユーロ/米ドルが急騰し、米ドル/人民元が急落した。
しかしながら先ほどメキシコとカナダに25%の関税を課す予定と報じられたように、いずれは関税をかけていくことになると思う。そうなるとインフレ抑制を約束して関税をかけることとなり、ドル高にならざるを得ないのだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
ユーロ/米ドルがショートカバーで上がっている現状のレベルは、おそらくユーロ/米ドルの売り場になるだろうし、ドルが落ちたのでドルロングを仕掛けたいところ。
ただ米ドル/円に関しては、24日(金)に日銀の政策発表あるので、その内容を見てから動きたい。おそらくハト派的な利上げになるので、米ドル/円は買い場になるのかと思っているが、7月同様タカ派的な利上げとなった場合、米ドル/円は急落の可能性もある。よって24日(金)の日銀を待ちたい。
▽ユーロ/米ドル 日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。