この記事は2025年1月20日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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2025年1月20日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨年12月以降に為替市場で進んだドル高の流れだが、対ポンドなどではその流れが続く一方で、それ以外の通貨では失速から、ドルは総じて下落に転じている。円は上昇通貨の最上位(+0.94%)に位置する。
先週の米国の物価関連指標が市場予想を下回り、週の後半に発表された小売売上高も物足りない結果に終わり、ドル売りが進む。
今週末24日(金)に控える日銀金融政策決定会合を前に、日銀の正副総裁より追加利上げに前向きな発言が続く。日経電子版がこうした見方を後押しする記事を流し、円の買戻しが進んでいる。
現在の為替相場の戦略やスタンス
週明け本日20日(月)の米国市場は休場。この後に控える重要イベントを前に、今週はスロースタートとなりそうだ。今週はトランプ劇場再開ということで多くの大統領令もさることながら、金融市場の反応に注目が集まる。
8年前の第1次トランプ政権では、就任時の米ドル/円の水準を上回ったことはほとんどなかった。ドル売りが加速したわけでもないが、ドル買いの動きは完全に失速していた。再現するかは微妙だが、今週は日銀金融政策決定会合等の変数もあり、慎重に結果を見極めたいと考えている。
今週は米ドル/円で153.00~158.00円、ユーロ/米ドルで1.0150~1.0400ドル、ユーロ/円で158.00~163.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
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▽ユーロ/米ドルの日足チャート
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▽ユーロ/円の日足チャート
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※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。