FX「トランプリスクでも健闘のメキシコだが、怯える日本の円高でペソ円下落」メキシコペソ見通し

テクニカル分析

雲に届かず下落

　日足、雲に入れず2σ下限まで下落。2月10日-20日の上昇ラインがサポート。2月19日-20日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
週足、2月3日週の長い上ヒゲ越えず。ボリバン2σ下限がサポート。2月3日週-10日週の上昇ラインがサポート。2月3日週-10日週の下降ラインが上値抵抗。5週線き、20週線下向き。　
月足、10月から4か月連続で上ヒゲが長い。今月も長い。12月-1月の上昇ラインを下抜く。22年3月-24年9月の上昇ラインがサポート。24年7月-25年1月の下降ラインが上値抵抗。5か月線上向き、20か月線下向き。　
　年足、2024年は4年振り対円で年足が陰線。今年も陰線スタート。23年-24年の上昇ラインを下抜く。21年-22年の上昇ラインがサポート。

(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

VAMOS MEXICO

関税問題を交渉中、鉄鋼アルミ貿易は米国の黒字だ。世界の関税交渉の試金石

　エブラード経済大臣は米国との関税交渉を行っている。シェインバウム大統領は2月14日、トランプ大統領に書簡を送り、鉄鋼・アルミニウム貿易に関しては、米国はメキシコに対して黒字であり、したがってメキシコの鉄鋼・アルミニウムに25％の関税を課す理由にはならないと伝えた。米国の対メキシコ鉄鋼・アルミニウム製品の貿易黒字は2024年に68億9,700万ドルに達している。
　米墨関税交渉（3月4日まで）は、メキシコにとって重要だが、世界中の国にとっても関税交渉の試金石となる。