テクニカル分析
下位低迷、小反発も上ヒゲ長いローソク足が続く
日足、ボリバン2σ下限から小反発。2月26日-27日の上昇ラインがサポート。2月19日-27日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
週足、2月3日週の長い上ヒゲがまだ効いている。ボリバン2σ下限がサポート。2月3日週-17日週の上昇ラインがサポート出来るか。2月3日週-17日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
月足、10月から4か月連続で上ヒゲが長い。今月も長い。12月-1月の上昇ラインを下抜く。22年3月-24年9月の上昇ラインがサポート。24年7月-25年1月の下降ラインが上値抵抗。5か月線上向き、20か月線下向き。
年足、2024年は4年振り対円で年足が陰線。今年も陰線スタート。23年-24年の上昇ラインを下抜く。21年-22年の上昇ラインがサポート。

VAMOS MEXICO
サプライチェーンの変更は困難、追加関税を待つメキシコの日本企業
ジェトロが、これまでに発表された追加関税などによる影響について、在米国、在メキシコの日系企業にヒアリングしたところ、コスト増を懸念しつつもサプライチェーンの変更は現実的ではないとして、状況を冷静に見極めようとする姿勢がうかがえた。
在メキシコの自動車関係企業は、北米では完成車に至るまでに部品が複数回国境を越えるため、新たな関税が課されると影響は大きくなるとしつつも、「追加関税の対象品目や税率が固まり切っていない状況では対応のしようがない」「サプライチェーンの変更には3~4年が必要」と指摘し、新たに関税が賦課されたとしてもサプライチェーンを大きく変更する見込みは低いとの見通しを示した。
半導体も同様で、原料の変更だけで3年かかるといわれており、同産業に詳しい在米国のコンサルタントは「これから4年弱と決まっている政権下で、サプライチェーンが変わるとは思わない」と指摘した。
こうした状況下で取り得る対応策として、在メキシコの自動車関係企業は、生産能力の限界はあるとしつつも、複数の拠点で生産している部品であれば、関税がかからない拠点での生産量拡大などが考えられると述べた。サプライチェーンの変更を検討するのではなく、生産調整で対応するとの背景には、メキシコに対する追加関税は中国とは異なり、たとえ賦課されたとしても一定の期間で解除される可能性があるとの見方も関係しているとみられる。在メキシコの台湾企業も同様に、現状を注視しているとの声が聞かれた。