
ニューバランスジャパンは、東京・渋谷の「SHIBUYA TSUTAYA」で3月15日から23日までの期間、米国MLBのロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手のシグネチャーコレクションの期間限定店「The Shohei Ohtani Collection Tokyo」をオープンする。国内でもトップクラスのトラフィックがあり、世界的な観光地としても知られる渋谷のスクランブル交差点の目の前に大谷翔平の期間限定店がオープンするとあって、大きな注目を集めそうだ。
今回の期間限定店は、地下1階、1階、7階の3フロアで展開する。1階は展示会場となっており、「ニューバランス(New Balance)」の歴史や大谷翔平がピッチで使用している商品を展示する。いずれもクイズ形式で展示されており、子どもも楽しめる工夫がされている。また、シグネチャーロゴのストーリーを大画面で放映し、3Dによる演出を展開、さらに50-50を達成した時に着用していたデコピンが描かれたプリーツを特別に展示する。メイドインUSAコレクションのクリエイティブ・ディレクターのテディ・サンティス(Teddy Santis)が監修した1分30秒の動画も放映する。
地下1階は物販とワークショップを展開する。アパレルコレクションは、キッズ向けも用意しており、今春にデビューしたトレーニングアパレル、日本限定のメイドインUSAのアパレル3点を販売する。7階は米国のボールパークをイメージしたフードメニューを提供する「スポーツブックカフェ」だ。チーズにNBロゴが乗ったハンバーガー(1,500円)、球場では定番のホットドッグ(1,300円)、フライドチキン(1,200円)、フライドポテト(850円)、チーズナチョス(1,000円)のフードのほかに、ドリンクやスイーツがラインアップしている。すでに募集は終了したが、MLBの開幕試合も店内のモニターで観戦ができる。
大谷翔平の期間限定店「The Shohei Ohtani Collection Tokyo」のオープン前日には発表会が開催され、ニューバランスジャパンの久保田伸一社長が登壇した。「ニューバランスは、長い交渉期間を経て、唯一無二なアスリートである大谷翔平選手との契約にたどり着けた。ブランドの顔として、スポーツがもたらす人生の豊かさをともに展開できたらと考えている。スポーツコミュニティへの奉仕活動として行った、2万校の小学校にグローブを寄付する活動もこうした考えの一環だ」と、大谷翔平との取り組みについて説明する。

今回、漫画家の井上雄彦が描いたシグネチャーロゴも大谷翔平が自身のインスタグラムで公表したことで大きな話題になったが、「大谷翔平本人から2つのお願いがあり、ひとつはグローブの寄付活動で、もうひとつが井上雄彦さんにロゴを頼んで欲しいということだった。井上雄彦さん本人としては、漫画家であってデザイナーではないので、こうした仕事を受けていいかどうか自問自答があったらしい。最終的に快く引き受けていただけ、素晴らしいロゴになった。井上雄彦さんは奨学金制度『スラムダンク奨学金』を設立して、子どもを大事にしている。このロゴには、子どもたちに未来を見据えて欲しい、一生懸命に頑張ることはいいことだよというメッセージが込められている」と、ロゴができあがるまでのエピソードを披露した。
ちょうど昨日、帰国した大谷翔平選手。昨シーズンは前人未到の大記録を達成したが、今シーズンはどのような活躍を見せてくれるか期待が高まる。
