テクニカル分析(トルコリラ/円)
ボリバン2σ下限から小反発、5日線上向き
日足、ボリバン2σ下限から小反発。3月14日-17日の上昇ラインがサポート。3月3日-17日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き、20日線下向き。
週足、ボリバン2σ下限へ下落。2月10日週の長い上ヒゲ効いて続落。8月26日週-3月10日週の上昇ラインがサポート。
3月3日週-10日週の下降ラインを上抜く。2月17日週-3月3日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
月足、8月の月足の長い下ヒゲ効果が薄れた。8月-12月の上昇ラインを下抜く。24年7月-25年1月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン2σ下限は3.856。
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年足、2024年で10年連続陰線。その間52円から4円台へ沈む。2025年も陰線でスタート。

メルハバ
中銀総裁の通貨リラへの考え
カラハン中銀総裁は、年末のインフレ目標である24%を達成するため「あらゆる手段を講じる」と誓約し、需要状況がデインフレの道筋を損なうことは許さないと述べた。インフレ率の低下はベース効果ではなく、金融引き締め政策に支えられた基調トレンドの低下が主な要因であると強調した。
総裁は「需要状況がインフレ抑制のプロセスを損なわないよう徹底する」と述べ、トルコリラ建て預金への転換が外貨建て預金への転換を上回っていることにも言及した。インフレとの戦いや金融政策のほか、外貨建て預金、トルコリラへの転換、外貨建て融資など、さまざまな話題について語った。
「実質的な増価に関しては、現在の金融政策はトルコリラの実質的な増価に焦点を当てて策定されたものではない。為替レートの水準や変動について目標は設定していない。しかし、断固とした金融政策姿勢はトルコリラへの関心の高まりにつながっている。この関心の当然の結果として、準備金の増加と実質的な増価の両方が起きている」と説明した。
リラへの関心が続いていることに言及し、外貨建て担保付き預金口座を段階的に廃止する最近の措置についても言及した。
「12月に、為替保護預金口座の利回りを削減する変更を導入した。1月には長期口座を廃止し、最終的に2月には法人向け為替保護口座の開設と更新を中止した。これらの展開にもかかわらず、トルコリラへの関心は継続していると考えている」と述べた。
「今後、我々の優先事項は、予想されるデインフレの道筋に必要な引き締めを確実にする形で政策金利を決定することだと改めて強調したい。インフレの持続的な低下によって物価安定が達成されるまで、我々は引き締め政策の姿勢を維持する。我々の断固たる金融政策の姿勢は、トルコリラへの関心を支えるだろう」と付け加えた。