日本で買える輸入車SUV最安の新型ルノーキャプチャーに試乗。その価格や燃費、走りとは?

大幅なデザイン変更によりシャープな印象に

ルノーキャプチャー エスプリ アルピーヌ
(画像=「Car Me」より引用)

2025年6月上旬の山中湖畔で開催された、新型ルノーキャプチャーの試乗会に参加してきました。

当日はかなりの大雨でしたが、立ち込めた霧と湖と並んだキャプチャー達が幻想的な雰囲気を醸し出していました。

今回の新型キャプチャーの大きな変更トピックは以下3つです。

・エクステリアの大幅なデザイン変更
・パワートレーンのラインナップ変更(フルハイブリッド、マイルドハイブリッド)
・2グレードでの構成(エスプリアルピーヌ、テクノ)

特にフロントのエクステリアデザインは大幅な変更を受けています。旧モデルは曲線の多い優しいルノーらしさを持った顔をしていましたが、今回はガラッと変わって、基本的に直線基調で多面的な意匠となり、高い位置にあるグリルや持ち上げられたノーズによる水平で長いボンネットで、一気に先進的でシャープなイメージを持つコンパクトSUVになりました。

最安の輸入SUVの価格とグレードラインナップは?

ルノーキャプチャー エスプリ アルピーヌ
(画像=「Car Me」より引用)

新型ルノーキャプチャーのグレードと価格は、2グレードの構成ですが、パワートレーンも2種類あり、組み合わせると3パターンになります。

・ルノーキャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド EーTECH 454万9000円
・ルノーキャプチャー エスプリ アルピーヌ マイルドハイブリッド 409万円
・ルノーキャプチャー テクノ マイルドハイブリッド 389万円

特に輸入車SUVで400万円を切るテクノマイルドハイブリッドの389万円は、お買い得と言えるのではないでしょうか。

全モデルのパワートレーンがハイブリッド化

キャプチャーフルハイブリッド
(画像=「Car Me」より引用)
マイルドハイブリッド
(画像=「Car Me」より引用)

パワートレーンは、フルハイブリッドとマイルドハイブリッドの2種類が用意されています。

・フルハイブリッド EーTECH 23.3km/l
・マイルドハイブリッド 17.4km/l

フルハイブリッドは、全開走行時のみ、モーターとエンジンのパワーの繋がりに段付きがあるのが気になりましたが、極低速域でエンジン停止時間が長い分静粛性に優れ、アクセルレスポンスもモーターでの反応が素早いため、マイルドハイブリッドより同乗者含め快適に走行できます。マイルドハイブリッドは、約45万円安く、エンジンとATの自然なレスポンスに好感が持てます。価格差を考えると、マイルドハイブリッドのコストパフォーマンスが高いと言えるかもしれません。

内装と走りの印象は?

ルノーキャプチャー内装
(画像=「Car Me」より引用)

ダッシュボードにはトリコロールマークとブルーグラデーションのパネル、ブルーのアクセントが入ったシートベルトなど、ルノーらしいデザインが感じられます。センターコンソールのモニターは大きく見やすいですが、メーター内のモニターはセンターパネルに情報が集中しているため、文字が小さめになっています。

肝心の走りについては、低速域では若干微振動を感じましたが、高速域になるとフラットな乗り心地になっていく印象を受けました。前モデルでも感じた車体の軽さは、心地よいハンドリングにつながっていて、総じてコーナリングが楽しいSUVに仕上がっている印象でした。

新型キャプチャーは、コンパクト輸入SUVをコストパフォーマンスも含め検討されている方にぴったりな1台ではないでしょうか。