今、日本で起きていることは他人事ではない

私たちの暮らしは、国の経済政策と関わっています。 でも、それらの政策は本当に私たちの暮らしのために機能しているでしょうか? さらに昨今、将来への備えとして投資への関心が高まる一方で、悪質な詐欺も後を絶ちません。 これは決して他人事ではないんです。

経済アナリストとして、時にはキックボクサーとして「闘う」森永康平さん。 その鋭い視点と言葉は、複雑な現代社会を生き抜く私たちに、多くの気づきを与えてくれます。

森永康平が斬り込む! 日本の問題点と詐欺の手口

ちょっと待って! 日本の経済政策「ここが問題だ!」ベスト3

「ほかの学問と違い、経済学は専門家の中でもなぜか意見が割れる……」 森永さんのそんな嘆きから、日本の経済政策への鋭い指摘が始まります。

第3位:謎のタイミングでの利上げ

  • 「今の物価高は、本当にみんながお金を使いすぎてるせいなのか?」と、森永さんは首を傾げます。 コロナや戦争など、原因は海外からやってきた「輸入されたインフレ」なのに、なぜ国内の景気を冷やす利上げをするのか?
  • 「住宅ローンを変動金利で組んでいる人が9割以上。ただでさえ物価高で苦しいのに、さらに返済増なんて……無茶苦茶すぎる!」と森永節が炸裂。
  • 「日銀が利上げしたら、プーチン大統領が心を入れ替えて戦争やめるの?関係ないよね?」という痛烈な皮肉も。為替のための金融政策は本末転倒だといいます。
 
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

第2位:「財政均衡主義」という名の思考停止

  • 国の借金は1,000兆円!この金額を見聞きして、みなさんはどのように思いますか? 森永さんは「何かにお金を使うなら、まず財源を持ってこい」という考え方に警鐘を鳴らします。
  • たとえば、異次元の少子化対策。「若い人の経済力が下がったから」という分析は正しいけれど、出てきたのは「子ども支援金」という名の、現役世代内での負担の付け替え……。 「それ、少子化対策になってないじゃん!」と指摘します。
  • 減税の話が出ても「税収が減るからけしからん!」の大合唱。「減税するなら税収が減るのは当たり前。それを問題視したら、日本では金輪際、減税なんてできませんよ」とバッサリ。

第1位:害悪でしかない?「有識者会議」という存在

  • 「マニアックだけど、どうしても言いたい」という前置きに続いて問題視したのは「有識者会議」。 コストカットや弱肉強食の世界で企業経営をしている「ミクロの世界」の成功者を、国全体の「マクロの政策」を決める場に呼んでしまう点に疑問を感じているのだそう。
  • 「彼らはマクロのど素人」と森永さんは断言します。 ミクロの成功体験を国に持ち込むと、悪影響になります。 たとえば震災復興。彼らからは「地方は過疎化してるし、人を都市部に集めればいいじゃん」という意見が出てくるのです。
  • 一人でも多くを救うのがマクロ政策のはずなのに、「日本は権威主義。〇〇社長たちが言ってるんだから間違いない、と多くの人が思う。これが本当に危ない!」と森永さんは嘆きます。
 
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

あなたも狙われている! 巧妙化する「投資詐欺」ワースト3

投資への関心が高まる今こそ、甘い言葉の裏に潜む危険を知っておきましょう。

第3位:心の隙間に忍び寄る「ロマンス詐欺」

  • 最初は投資と無関係に見える“出会い”から。LINEなどで親密になり、恋愛感情を巧みに利用。
  • 「恋は盲目」とはよく言ったものです。冷静なら詐欺だとわかる話も、「この人となら……」と信じてしまいます。
  • お金を騙し取られた後はブロック!「特に4月など、新しい環境に変わるタイミングは狙われやすい」と森永さん。

第2位:若者の未来を喰らう「USB詐欺」

  • 「このUSBをパソコンに挿せば、9割勝てる!」……そんなうまい話、あるわけないですよね。 でも、主に大学生がこの言葉に騙され、40万~50万円もするUSBメモリを学生ローンを組んでまで買わされています。
  • さらに悪質なのは、「友達に売ればキャッシュバック」というマルチ商法的な仕組み。 お金のために、親友や家族を騙す側に回ってしまう悲劇も起きています。
  • 「インスタで見せられるキラキラした生活も、実はパーティールームを詐欺グループで使い回してるだけ」という衝撃の裏側も暴露。

第1位:まさかあの人が?有名人語る「SNS型投資詐欺」

  • 森永さん自身や、お父様の森永卓郎さんの写真や名前が無断で使われる被害が多発! LINEなどで「儲かる銘柄教えます」と巧みに誘導される詐欺です。
  • 手口はますます巧妙に。「本物ですよ」と、偽造された免許証が送られてきたり、なんとディープフェイク技術でビデオ通話にまで応じたりするケースも! 「父親(森永卓郎さん)の免許証、住所が世田谷区になってた。そこで僕は見抜けたけど(笑)」と、笑えない実体験も。
  • 被害に遭った人の多くが「この話だけは本当だと思った」と口を揃えるのだそう。
 
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

自分の頭で考え、賢く未来を歩むために

森永康平さんの熱い言葉、いかがでしたか? 経済政策も、投資の話も、誰かの言葉を鵜呑みにするのではなく、「本当にそうなの?」「なぜ?」と自分の頭で考える癖をつけることが、何よりも大切です。

美味しすぎる話には必ず裏があります。 少しでも「おかしいな」と感じたら、一度立ち止まる勇気を持ちましょう。 情報が溢れる今の時代だからこそ、正しい知識を身につけ、冷静な判断力で、自分の大切な資産と未来を守り抜きたいですね。

複雑な時代だからこそ、確かな知識と冷静な目で、未来を切り拓いていきましょう。

森永さんの丁寧でわかりやすい解説を、ぜひ動画でご覧ください。

この記事を書いた人

リノシー チャンネル編集部
テクノロジーを活用したAI不動産投資「RENOSY(リノシー)」が運営するYouTubeチャンネル。
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