この記事は2025年6月17日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=てんぷら/stock.adobe.com)

2025年6月17日(火)の午後12時半時点に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

今週の米ドル/円は142.00~146.00円の間で揉み合いが続くと想定している。

上値の146.00円については、上値抵抗線が非常に重く、下値の142.00円のサポートも堅いため、どちらかに抜けるための材料待ちの状況だ。

また中東情勢に関しては、イランもそこまで長い間戦いを続けるのも困難なため、円高に動くことはなさそうだと考えている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、先週同様142.00~146.00円。戦略的には146.00円に近いところはしっかり売っていく方向かと思っている。

もし142.00円を割って、140円方向に落ちるとすれば、米国の景気後退が明確になったときだろう。材料待ちでレンジ相場が続きそうなので、トレードが結構難しくなるかもしれない。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。