動画配信期間:公開日から2週間
動画の内容をギュッと要約
<現在の市場状況>
• 6月25日、四半期末・半期末を控え、特殊な取引が発生している状況
• トランプ大統領が様々な揺さぶりをかけているが、経済全体の改善には繋がっていない
• 創業者の家にどら息子が現れて資源を使い取引先を威嚇しているような状況
<ドルの現状と歴史的背景>
• 新聞ではドル高と報道されるが、実際はドル安が継続
• 今年はトルコを除くと実質最下位の成績
• ニクソンショック、プラザ合意と同様に貿易赤字削減を目指すが、過去の例では成功していない
• 基軸通貨としての地位により奈落の底には落ちていない
<円の動向>
• 年初は円・ユーロ・スイスフランが3強を形成していたが、現在は5位まで後退
• 昨年2月の日銀大規模介入と利上げによりインフレ抑制を図ったが、目的は達成されず
• 円高と株価下落により日本経済には悪影響
<日本の経済政策>
• 減税やガソリン暫定税撤廃も実施されず
• 第1四半期がマイナス成長で利上げしにくい状況
• 植田日銀総裁が基調的インフレが2%に届かないことを利上げできない理由として挙げ始めている
<アメリカ経済>
• 貿易赤字と経済指標の弱さがドル安の基本要因
• 関税による物価上昇は輸入業者が負担するかのせめぎ合いが続く
• 住宅着工、建設許可、小売売上等の指標が軟調
<欧州・その他通貨>
• ユーロが身分不相応に強い状況だが、経済指標が改善傾向
• スイスフランとユーロが首位争いを展開
• イギリスは経済指標が弱く、8月利下げの可能性
• オーストラリア・ニュージーランドは中国経済の不確実性に影響を受ける
<テクニカル分析>
• ボリンジャーバンドの3シグマ上限を超える稀な上昇後、下落に転じる教科書的パターン
• 短期的には6月のドル高継続、中長期的にはドル安傾向変わらず
<結論>
短期的には6月の四半期末要因によるドル高が続くものの、中長期的には以下の理由によりドル安傾向は変わらない見通し:
1. アメリカの構造的問題: 貿易赤字の継続と経済指標の軟調
2. 日本の政策矛盾: 経済成長目標と円高・利上げ政策の不整合
3. 欧州の相対的優位: ユーロ圏の経済指標改善とスイスフランの堅調
4. テクニカル分析: ボリンジャーバンド上限突破後の自然な調整局面
投資戦略としては、ボリンジャーバンドの上下限を意識した慎重な取引と、7月の夏季円高傾向への注意が必要。
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

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