毎年、新たに発売されるビジネス書は約6,000冊といわれています。いったいどの本を読めばいいのか、迷ってしまう方も多いでしょう。
このコーナーでは、読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で注目を集めたおすすめ書籍をランキング形式で紹介し、特にアクセスの多かったトップ3について詳しく解説します。
2025年7月のflierで多く読まれたのは、まさにそんな“今の自分をちょっと良くする”ためのヒントが詰まった本たちでした。「時間に追われず成果を出したい」「チームをうまくまとめたい」「自由な時間を取り戻したい」――。そんな日々のもやもやを解消したいとき、読書は頼もしい味方になってくれます。日々の行動を少し変えるだけで、仕事も暮らしもぐっと楽になる。そんな気づきをくれる3冊をご紹介します。
1位:『賢い人の質と速さを両立させる時短100式』(森田ゆき/かんき出版)
2位:『チームが「まとまるリーダー」と「バラバラのリーダー」の習慣』(林健太郎/明日香出版社)
3位:『戦略的暇』(森下彰大/飛鳥新社)
4位:『本を読む人はうまくいく』(長倉顕太/すばる舎)
5位:『プレイングマネジャーの「仕事の任せ方」大全』(加藤定一/三笠書房)
6位:『40代からの筋トレこそ人生を成功に導く』(Testosterone/PHP研究所)
7位:『先延ばしグセ、やめられました!』(中島美鈴/大和書房)
8位:『ローソン』(小川孔輔/PHP研究所)
9位:『幸運は、必ず朝に訪れる。』(枡野俊明/PHP研究所)
10位:『結局、どうしたら伝わるのか?』(西剛志/アスコム)
※本の要約サービス「flier(フライヤー)」の有料会員を対象にした、2025年6月25日〜2025年7月24日の閲覧数ランキング
質の良い仕事をするための新習慣

7月の第1位は、『賢い人の質と速さを両立させる時短100式』でした。20年以上にわたり外資系金融機関で役員秘書を務めてきた森田ゆき氏が、時間に追われず成果を出すための100のノウハウを紹介します。
「会議を30分以内で終えるには?」「お礼を動画で伝えるとどうなる?」といった、すぐに試せる実践的なアイデアが並びます。多忙なビジネスパーソンが日々の仕事を“再設計”するヒントが詰まった一冊です。
小さな積み重ねが、チームの未来を変えていく
第2位にランクインした『チームが「まとまるリーダー」と「バラバラのリーダー」の習慣』“まとまるリーダー”と“バラバラになるリーダー”の違いを、対比形式で解説した一冊。2万人以上のリーダーを支援してきたリーダー育成家である林健太郎さんが、現場で使える実践的なメソッドを多数紹介しています。
メンバーの話に耳を傾ける、雑談の時間をつくる、失敗談もシェアする――。そんな日々の行動の違いが、チームの結束力に大きく影響します。リーダーに限らず、チームで仕事をしているすべての人に多くの学びを与えてくれます。

発売日:2025年05月17日
ジャンル:リーダーシップ・マネジメント
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余白を取って、最高のパフォーマンスに
第3位の『戦略的暇』が提案するのは、戦略的に「暇」な時間を持つことの大切さです。スマホやPCに囲まれ、情報の波にさらされ続ける現代人にとって、「何もしない時間」こそが最も生産的である――という視点が新鮮です。
本書では、仕事や暮らしに“余白”を取り戻すことで、心と脳のリセットを促し、新たな発想や創造性を引き出す方法を紹介しています。「休むことに罪悪感がある」「ついSNSを見続けてしまう」という方にこそ読んでほしい一冊です。
読みたい本は見つかりましたか? 話題の本から定番の本まで、ランキングには多くの人の悩みに応えてくれる書籍がランクインしました。気になる本が見つかったら、ぜひお手に取ってみてください。 来月はどんな書籍がランクインするのでしょうか。次回の結果もお楽しみに!
flier編集部
本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。
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