外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年8月18日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也

目次

▼15日(金)の為替相場
(1):日本四半期GDP 5四半期連続プラス成長
(2):中国経済指標 いずれも予想を下回る
(3):米コア小売売上高 堅調を示唆
(4):ミシガン大消費者態度指数 予想に反し低下

▼15日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:146円台でサポート/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

15日(金)の為替相場

外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

期間:15日(金)午前6時10分~16日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日本四半期GDP 5四半期連続プラス成長

日本4-6月期国内総生産(GDP)・一次速報は前期比年率+1.0%と市場予想(+0.4%)を上回った。GDPの半分以上を占める個人消費は前期比+0.2%と穏やかな伸びだったが、企業の設備投資が+1.3%と伸びたほか、輸出も+2.0%と好調でGDPの上振れに寄与した。なお、1-3月期GDPが-0.2%から+0.6%に上方修正されたためプラス成長は5四半期連続となった。

(2):中国経済指標 いずれも予想を下回る

中国7月小売売上高は前年比+3.7%(予想:+4.6%)、同鉱工業生産は前年比+5.7%(予想:+6.0%)といずれも市場予想に届かなかった。

(3):米コア小売売上高 堅調を示唆

米7月小売売上高は前月比+0.5%と市場予想(+0.6%)を下回ったものの、6月分が+0.6%から+0.9%へと上方修正。自動車を除いた7月小売売上高は前月比+0.3%と予想通りだったが、同様に6月分が+0.5%から+0.8%へと上昇修正された。なお、GDPの算出に用いられる7月のコア小売売上高(コントロールグループ)は前月比+0.5%と市場予想(+0.4%)を上回り、こちらも6月分が+0.5%から+0.8%に上方修正された。同時に発表された米7月輸入物価指数は前年比-0.2%と予想通りに3カ月連続の低下となった。

(4):ミシガン大消費者態度指数 予想に反し低下

米8月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は58.6と市場予想(62.0)に反して7月(61.7)から低下。一方、消費者の期待インフレ率は1年先が4.9%、5-10年先も+3.9%と、それぞれ7月(4.5%、3.4%)から上昇した。これより前に発表された米7月鉱工業生産は前月比-0.1%(予想:±0.0%)、同設備稼働率は77.5%(予想:77.6%)だった。