日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 42,828.79円 △308.52円
為替 1ドル=147.18円
売買高(東証プライム、以下同) 19億9,912万株
売買代金 4兆6545億68百万円
値上り銘柄数 917銘柄
値下り銘柄数 636銘柄
騰落レシオ(25日) 138.01%

市況概況

売り先行も半導体株の買い戻しで堅調

注目された米エヌビディアの決算が予想を若干下回ったとの見方から夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られ、本日の日本市場は売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となったあとは半導体銘柄などを中心に買い戻しを急ぐ動きとなり、乱高下となった。落ち着いた後も買い気は強く、半導体関連銘柄を中心に指数を押し上げ日経平均はほぼ高値引けとなった。

昼の時間帯も特に動きは見られず、前場同様に買い戻しなどがみられ、後場も寄り付きから買い戻しが優勢となって上値を試す動きとなった。その後手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となったが、すぐに買い直されて上値の節目とみられる42,800円を試し値持ちのいい展開となった。最後はさすがに手仕舞い売りに押されたが、半導体株が押し上げて日経平均は堅調だった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多く、グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられて指数を動かす場面もあったが、断続的に売り買い偏って動くということでもなく、基本的には上がれば売られ、下がれば買われるという状況だった。

昨日同様に寄り付きから乱高下という状況となった。基本的には上がれば売り、下がれば買いという状況で特に買い上がる材料にも売り急ぐ材料にも乏しい。エヌビディアの決算で方向感が出るかどうかというところでもあるが、関税問題の影響などを考えると改めて売りなおされることになると思う。

テクニカル分析

日経平均

値持ちのいい展開が続いているが、43,000円を意識すると売り直されるのではないかと思う。まだまだ25日移動平均線や基準線の下落はあると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!