日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 42,807.82円 △174.53円
為替 1ドル=147.17円
売買高(東証プライム、以下同) 19億1,989万株
売買代金 4兆1406億26百万円
値上り銘柄数 781銘柄
値下り銘柄数 775銘柄
騰落レシオ(25日) 145.53%

市況概況

堅調だが上値も重い

週末の米国株が大きく上昇、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから本日の日本市場は買い先行となった。

寄り付きから買い気配で始まる銘柄なども見られ、43,000円に届かず始まったものの、すぐに43,000円を抜けて上値を試す動きとなった。ただ、43,000円を超えると買戻し一巡となったものから売られ、上げ幅縮小となった。いったん42,800円での底堅さを確認して再度上昇して前場の取引を終えた。

昼の時間帯は若干売り物となり、後場は前場の安値水準である42,800円を割り込んで始まり、さらに上げ幅縮小となった。さすがに先週末の終値を意識すると買戻しも入り再度上昇となったが、結局42,800円水準が上値となって堅調ながらも上値の重い展開となった。最後は買戻しも入って再度戻し、後場の高値圏で引けた。

小型銘柄も総じて堅調な展開となった。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、大きく指数を方向づけることもなかったが、散発的にまとまった売り買いが出て指数を動かす場面もあった。

米国株高に連れて一時大きく上昇する場面もあったが、よくよく考えてみれば米国で利下げがあったとしても特に直接的に日本市場への影響は少ないという見方もあり、買戻し一巡となると上値も重くなる。買われすぎ銘柄も買戻し一巡となったものから改めて上値の重さも確認され、上値の重さを確認しながら調整となると思う。

テクニカル分析

日経平均

堅調ながらも上値の重い展開で上値の重さが嫌気されて、25日移動平均線や基準線までの調整となると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!