
日経平均 | 42,610.17円 ▼278.38円 |
為替 | 1ドル=147.51円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億6,770万株 |
売買代金 | 4兆0087億01百万円 |
値上り銘柄数 | 673銘柄 |
値下り銘柄数 | 880銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 144.76% |
市況概況
買われすぎ銘柄の修正安は続きさえない展開
米国株はまちまちで方向感に乏しく、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物もさえない展開となったことで本日の日本市場は売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後はいったん買い戻しも入ったがすぐに売り直されその後は下値を試す動きとなった。42,600円で下げ渋ったが、戻りも鈍く安値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も前場の終値近辺で寄り付いた後は下がりもせず上りもせず、指数は方向感に乏しい展開となった。何とか42,600円台を維持していたが、引けを意識する時間帯からは手仕舞い売りもかさみ、さらに下押す展開となった。ただ、42,600円台を割り込んで下げ渋りが続き、最後は買い戻しも入り下げ渋ったが戻り切らず安値圏で引けた。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られまちまち、グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を動かす場面もほとんど見られなかった。相変わらず下がれば買い上がれば売りと目先的な動きに終始していた感じだ。
買われすぎ銘柄の修正安が続いている。空売りも徐々に減って売り方の回転も効いているようだが、最後は買い戻しが終了して一気に売られ、セリングクライマックスとなる場面もありそうだ。米国の早期利下げが確認されても特に買われることもないだろうが、利下げが遠のき、米国株が急落となれば一気に売られるのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
引き続きさえない展開だが、三羽烏が出現してここから下落が始まりそうだ。一気に25日移動平均線や基準線まで調整となりそうだ。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!