この記事は2025年12月23日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2025年12月23日(火)の午後14時半過ぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
片山財務相からの介入示唆発言があったことで、米ドル/円はやや調整に入っている。
クリスマス前というマーケットが非常に薄い時期なので、万が一クリスマスの日などに介入があった場合相当インパクトがあるだろう。そのため現在それを警戒したポジション調整が進んでいるものと思われる。
しかし、三村財務官の発言と片山財務相の発言を比較すると、三村財務官の方が冷静だ。おそらく政権側のほうが為替レートをなんとかしたいという焦りが強いのだろう。
しかしながら高市政権の財政拡大志向が大きく変わらなければ、現在の円安やJGB金利上昇のトレンドは変わりづらいように見える。
よって米ドル/円は引き続き押し目買いスタンスで良さそうだ。介入があるとすればおそらく160円前後だと思うが、その後の流れはその量と質を見て判断したい。
現在の為替相場の戦略やスタンス
現在ゴールドやシルバーの価格が上昇しているが、この背景はディベースメント取引だろう。
通常ドル売りの対象はユーロや豪ドルだが、これらの通貨が信頼出来るのかという懸念から資金がゴールドやシルバーに向かっている。
こうした背景からドルの下落を唱えるマーケット関係者も多いが、AIバブルが本格的に崩れることが無い限り、ドルはさほど落ちないと考えている。
よって米ドル/円はおそらく、来年以降もじり高基調になるのではないだろうか。
▽米ドル/円 日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。




