
日経平均 | 42,888.55円 ▼657.74円 |
為替 | 1ドル=147.23円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 20億4,950万株 |
売買代金 | 4兆8849億09百万円 |
値上り銘柄数 | 709銘柄 |
値下り銘柄数 | 846銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 144.01% |
市況概況
買われすぎの手仕舞い売りに押されて大幅下落
米国株はまちまちで小動き、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が軟調となったことから本日の日本市場は売り先行となった。
米国で半導体株が売られたことを受けて半導体株が売り気配から始まるなど寄り付きから大きく売られて始まり、下値を試す動きとなった。寄り付きの売りが一巡となった後も手仕舞い売りに押される展開となり、43,000円の大台を割り込んで下値を試す動きで前場の取引を終えた。
昼の時間帯も若干売り物がちという状況で後場も前場の終値近辺で始まった後もさらに下値を試す動きとなった。42,800円を割り込むと買戻しも見られて切り返したものの戻りは鈍く、戻りの鈍さを嫌気するように引けを意識する時間帯からは売り直された。指数に影響の大きな銘柄に大きく下げるものが見られ、買われすぎの修正で大幅安となった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調、グロース250指数やグロース株指数は大幅安となった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られ、買戻しよりも戻り売りの圧力が強いという状況だった。戻れば売りということで指数の上値を押さえる要因となった。
結局買われすぎの修正安が始まったということだ。買戻しが主体でここまで大きく押し上げられたものが空売りが積み上がらないとちょっとした売りに大きく押されると言うことになる。さらに売りが売りを呼ぶように売り方の回転が効いて、今度は下がるところまで下がると言うことになりそうだ。
テクニカル分析
日経平均
目先的な過熱感を冷ますように急落となったが、まだ移動平均線や基準線との乖離も大きく、調整が続くと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!